2008.07.01
バイク不調の原因は・・・
先日起こった、バイクのバッテリー上がり現象。
電気系の原因究明は困難だ。バイクのサービスマニュアル(整備マニュアル)を片手に、そしてテスターをもう片手に、片っ端から電圧や電流、抵抗を測りまくる。
そして約1時間。原因は、「またもや」これだった。

これは、ジェネレーター。オルタネーターまたはステータコイルとも言う。
要するに、エンジン直結の発電機だ。
どんな車でもバイクでもこれがついている。これで電気を起こしてバッテリーに充電。スターターやライト類、車ではエアコンやカーナビまですべての電気を賄っているのだ。
これがイカレると、当然ながら電気が十分に供給されなくなり、ライトが暗くなったり、エンジンがかからなくなったり、最悪の場合はエンジン自体が動かなくなってしまう。
私のバイクは、実は3年前にもこれがやられて交換したばかりなのだった。おいおい、私の乗っているこのスズキDR250Rの電気系が弱いというのは、バイク乗りにとっては周知の事実だけれど、でも、それにしても3年、2万キロしか持たないとは何事だ!
しかもこれの交換は、エンジンの横っ面を開けなければならないし、何よりもこんな部品が24000円もするのだ。痛い。痛すぎる。
だから、とりあえずエンジンから取り出し、しばらく思案して出した結論は・・・

「自分で修理してみたろか!」
そして、エナメル線との格闘が始まった。
つづく
電気系の原因究明は困難だ。バイクのサービスマニュアル(整備マニュアル)を片手に、そしてテスターをもう片手に、片っ端から電圧や電流、抵抗を測りまくる。
そして約1時間。原因は、「またもや」これだった。

これは、ジェネレーター。オルタネーターまたはステータコイルとも言う。
要するに、エンジン直結の発電機だ。
どんな車でもバイクでもこれがついている。これで電気を起こしてバッテリーに充電。スターターやライト類、車ではエアコンやカーナビまですべての電気を賄っているのだ。
これがイカレると、当然ながら電気が十分に供給されなくなり、ライトが暗くなったり、エンジンがかからなくなったり、最悪の場合はエンジン自体が動かなくなってしまう。
私のバイクは、実は3年前にもこれがやられて交換したばかりなのだった。おいおい、私の乗っているこのスズキDR250Rの電気系が弱いというのは、バイク乗りにとっては周知の事実だけれど、でも、それにしても3年、2万キロしか持たないとは何事だ!
しかもこれの交換は、エンジンの横っ面を開けなければならないし、何よりもこんな部品が24000円もするのだ。痛い。痛すぎる。
だから、とりあえずエンジンから取り出し、しばらく思案して出した結論は・・・

「自分で修理してみたろか!」
そして、エナメル線との格闘が始まった。
つづく
2008.06.10
やっとバイクに乗る。しかし・・・
今日、久々にバイクに乗った。なんと去年の10月以来、8ヶ月ぶりだ。
大阪や東京に住んでた時は通勤なども含めほぼ毎日乗っていたというのに、北海道に来てからというもの、2年でたった1000キロという有様。
一昨年、買って8年でメーター一周(10万キロ)してから、驚くべきペースダウンをしてしまった。
仕事が忙しかったということもあるけど、それにしても乗っていない。通勤にせよ、買い物にせよ、最近は車ばっかりになってしまった。
「折角北海道に移り住んだのに勿体ない」というバイク乗り諸氏のご意見が聞こえてきそうだ。
でも、移り住んで分かった。
北海道は夏に本州からツーリングに来るだけならまだしも、「バイク生活」を必ずしも満喫できる場所ではないと思う。
まず、北海道でバイクに乗れるのはせいぜい4月〜11月。一年の半分ちょっとだ。
しかも、快適に走れるのは6月〜8月。それ以外の時期では防寒装備でブクブクに着膨れするか、寒さに震えながら走ることを覚悟しなければならない。
また、特にここ函館や道南は、道のバリエーションがない。
大阪に住んでいれば紀伊半島や山陰や四国。東京なら房総半島や群馬、信州など、1〜2泊で楽しめる変化に富んだルートが山ほどあったものだけれど、ここには海沿いルートと、山越えルートのみ。しかも変化に乏しくだだっ広い道が多い。
おまけに、道路の混んでいる大阪や東京では、バイクは絶対的優位にあった。渋滞などほとんど問題にせず、下手をすれば車の半分以下の時間で目的地に着く。駐車場も気にする必要が無いし、小回りが利いてUターンも楽々。機動力では比較にならなかったのだった。
ところが、この函館近辺は渋滞がほとんどない。よって到達時間がほとんど変わらないのだ。札幌ならまだしも、ここに住んでるとバイクのメリットがあまりない。必然的に車に乗ることが多くなってしまう。
ただ、ここへきてガソリンの値段がどんどん上がってきた。
今家にあるマーチで平均16km/L、ディーゼルのパジェロで12km/Lくらい。バイクは250cc単気筒ということもあって30km/Lは余裕で行く。でかい買い物でもなけりゃ、バイクを活用した方がいいかもしれない。
というわけで、買い物ついでにその辺りを一周してこようと、久々にバイク乗りになったのだった。
今日は幸いにも暖かい。フリースを着る必要はなさそうだ。エンジンも無事にかかり、走り出した。風も気持ちいい。
渋滞はないにせよ、北海道の道でよくあるのが、2車線の道を制限速度ぎりぎりかそれ以下で横に並んで走っている車(たいていはおばちゃんか若いお姉ちゃんの運転)や、1車線の高速道路(この近辺にも函館新道という無料の高速道路がある)で一般道と同じスピードを出している車で、こちらも車なら抜くに抜けずイライラするのだが、バイクなら問題なし。ちょっとびっくりさせてしまうけど、横を失礼する。
慣らし運転程度だったが、勘は取り戻せたし、満足した一日だった。
しかし・・・、帰ってきてもう一回エンジンをかけようとすると、セルが回らない。バッテリーが上がってしまっている。何故だ・・・?
4年前に往生した電装系トラブルがまたもや起きたか・・・?
明日バラしてチェックしよう。
大阪や東京に住んでた時は通勤なども含めほぼ毎日乗っていたというのに、北海道に来てからというもの、2年でたった1000キロという有様。
一昨年、買って8年でメーター一周(10万キロ)してから、驚くべきペースダウンをしてしまった。
仕事が忙しかったということもあるけど、それにしても乗っていない。通勤にせよ、買い物にせよ、最近は車ばっかりになってしまった。
「折角北海道に移り住んだのに勿体ない」というバイク乗り諸氏のご意見が聞こえてきそうだ。
でも、移り住んで分かった。
北海道は夏に本州からツーリングに来るだけならまだしも、「バイク生活」を必ずしも満喫できる場所ではないと思う。
まず、北海道でバイクに乗れるのはせいぜい4月〜11月。一年の半分ちょっとだ。
しかも、快適に走れるのは6月〜8月。それ以外の時期では防寒装備でブクブクに着膨れするか、寒さに震えながら走ることを覚悟しなければならない。
また、特にここ函館や道南は、道のバリエーションがない。
大阪に住んでいれば紀伊半島や山陰や四国。東京なら房総半島や群馬、信州など、1〜2泊で楽しめる変化に富んだルートが山ほどあったものだけれど、ここには海沿いルートと、山越えルートのみ。しかも変化に乏しくだだっ広い道が多い。
おまけに、道路の混んでいる大阪や東京では、バイクは絶対的優位にあった。渋滞などほとんど問題にせず、下手をすれば車の半分以下の時間で目的地に着く。駐車場も気にする必要が無いし、小回りが利いてUターンも楽々。機動力では比較にならなかったのだった。
ところが、この函館近辺は渋滞がほとんどない。よって到達時間がほとんど変わらないのだ。札幌ならまだしも、ここに住んでるとバイクのメリットがあまりない。必然的に車に乗ることが多くなってしまう。
ただ、ここへきてガソリンの値段がどんどん上がってきた。
今家にあるマーチで平均16km/L、ディーゼルのパジェロで12km/Lくらい。バイクは250cc単気筒ということもあって30km/Lは余裕で行く。でかい買い物でもなけりゃ、バイクを活用した方がいいかもしれない。
というわけで、買い物ついでにその辺りを一周してこようと、久々にバイク乗りになったのだった。
今日は幸いにも暖かい。フリースを着る必要はなさそうだ。エンジンも無事にかかり、走り出した。風も気持ちいい。
渋滞はないにせよ、北海道の道でよくあるのが、2車線の道を制限速度ぎりぎりかそれ以下で横に並んで走っている車(たいていはおばちゃんか若いお姉ちゃんの運転)や、1車線の高速道路(この近辺にも函館新道という無料の高速道路がある)で一般道と同じスピードを出している車で、こちらも車なら抜くに抜けずイライラするのだが、バイクなら問題なし。ちょっとびっくりさせてしまうけど、横を失礼する。
慣らし運転程度だったが、勘は取り戻せたし、満足した一日だった。
しかし・・・、帰ってきてもう一回エンジンをかけようとすると、セルが回らない。バッテリーが上がってしまっている。何故だ・・・?
4年前に往生した電装系トラブルがまたもや起きたか・・・?
明日バラしてチェックしよう。
2008.05.25
腐ったミカンとジェネレーションギャップ。
知り合いが、
「腐ったミカンが1個 あると、段ボールのみかんを全部腐らせる」
と、ブログで書いていた。
私たちの世代か、それ以上なら、その「腐ったミカン」と聞いただけで思わず
「加藤!」
と、武田鉄矢の真似をしたくなる人も多いはず。
あるいは、中島みゆきの「世情」が頭の中をリフレインするとか。
またあるいは「直江喜一やひかる一平は今頃どうしてるんやろか」とWikipediaで調べたり、
またまたあるいは「沖田浩之も古尾谷雅人も亡くなって何年かな・・・」と感慨にふけるとか。
その知り合いに「俺は腐ったミカンねんかじゃねえ!って台詞知ってる?」とコメントすると、知らなかった・・・。
あの「金八先生パートII」を初めて観た時の衝撃はすごかった。観て鳥肌が立った初めてのドラマで、それ以後二十ウン年、そんなドラマには出会っていないような気がする。
しかし私と知り合いの歳の差は5歳。この程度は大人になってしまえばあまり関係なくなるが、初回放送があった時にお互い何歳だったのかいうことを考えると、その時期の5年の差はかなり大きいのだと思った。
「腐ったミカンが1個 あると、段ボールのみかんを全部腐らせる」
と、ブログで書いていた。
私たちの世代か、それ以上なら、その「腐ったミカン」と聞いただけで思わず
「加藤!」
と、武田鉄矢の真似をしたくなる人も多いはず。
あるいは、中島みゆきの「世情」が頭の中をリフレインするとか。
またあるいは「直江喜一やひかる一平は今頃どうしてるんやろか」とWikipediaで調べたり、
またまたあるいは「沖田浩之も古尾谷雅人も亡くなって何年かな・・・」と感慨にふけるとか。
その知り合いに「俺は腐ったミカンねんかじゃねえ!って台詞知ってる?」とコメントすると、知らなかった・・・。
あの「金八先生パートII」を初めて観た時の衝撃はすごかった。観て鳥肌が立った初めてのドラマで、それ以後二十ウン年、そんなドラマには出会っていないような気がする。
しかし私と知り合いの歳の差は5歳。この程度は大人になってしまえばあまり関係なくなるが、初回放送があった時にお互い何歳だったのかいうことを考えると、その時期の5年の差はかなり大きいのだと思った。
2008.05.20
遊楽部川で川下りカヌー!
今期初!待ちに待った川下りカヌーを楽しんできた。
ここ大沼から車で1時間。八雲という町に流れ込んでいる遊楽部川に行ってきた。
「遊楽部」と書いてこれで「ユーラップ」と読むのだけれど、語源はアイヌ語で「エウ・ラツ・ペツ」。「温泉の流れ込む川」という意味だそうだ。
でもそんな語源にこの漢字を当てた先人の感覚は秀逸だ。その人はひょっとしたら釣りか何かをして「こら遊んだら楽しそうな川や!」と思って命名したのかもしれない。
それから恐らく数十年か百数十年。私たちも、現代の道具を使って「楽しく遊んで」きたのであった。
4月後半〜5月は北海道では絶好の川遊びシーズンだ。この時期は雪解け水のおかげで川の水量がかなり増える。いつもは底を擦るような川でも快適なツーリングが楽しめ、いつもそれなりの流量の川なら面白い瀬がいくつも出来て、ホワイトウォーター(瀬などで水が白く泡立っている状態)を満喫できるのだ。ニセコで有名な激流下りのラフティングやダッキーも、この時期が最高にスリリングで楽しい。

午前10時20分。全長約8kmの旅の始まりだ。背の高いワンボックス車にカヌーを3艇積むと、なかなか壮観。
まだ水は冷たいので、一部メンバーはドライスーツを着込んで40分に出発。天気は晴れたり曇ったりだが、漕いでいると汗ばんでくる。

スタートから1時間。2カ所ほどこんな浅めの瀬がある。沈をする危険はないけど、うまくコースを取らないと乗り上げたり、そうでなくとも底がかなり傷ついたりするぞ。「イクサンダー大沼カヌーハウス」のオーナー、ヒゲさん。一番楽しそうだったりもする。

前半はだいたいはこんなのんびりペース。新緑がキレイだ。野田知佑氏の世界かな。チキンラーメンでも食うか。

しかしあんまりのんびりペースが続いても楽しくないのがカヌー。後半にはしっかりこんな瀬もあります。家族で乗り切れ!真ん中の坊や、漕いでますかー?

夫婦もテンポ良く瀬をクリア。ここは流れこそ激しいけど、一直線で変なカーブもないから初心者でもかなり楽しめると思う。

カヌーハウスのスタッフ「トオル」。こんな瀬でもひょうひょうと余裕で乗り切りやがる。

更にしばらく下ると、S字のテクニカルな瀬が。枝は出てるし、狭い水路が急カーブしている。左へ漕いで枝をくぐってすぐさま体勢を立て直して右カーブ、そして1mの落ち込み。私はトライして轟沈!クリアして安心した次の瞬間にひっくり返った。ゴールまで安心は禁物だ。
この家族もゴールの5m手前まで来て、気を抜いたのか岩に引っかかって横向きになりみるみるうちに浸水。沈おめでとう!でも浅い場所で良かったね。息子さんも楽し(?)そう。
ちなみに、この時私は全身ずぶ濡れ(ドライスーツは着ていなかった!)で震えながらシャッター押してます。
遊楽部川は全体に浅めで、今回も水流はそこそこあったけど、あちこちで底をゴリゴリ擦りながらたまには降りて引っ張ることが必要だった。さあ、次は水量たっぷりのニセコ尻別川を攻めようぜ!
ここ大沼から車で1時間。八雲という町に流れ込んでいる遊楽部川に行ってきた。
「遊楽部」と書いてこれで「ユーラップ」と読むのだけれど、語源はアイヌ語で「エウ・ラツ・ペツ」。「温泉の流れ込む川」という意味だそうだ。
でもそんな語源にこの漢字を当てた先人の感覚は秀逸だ。その人はひょっとしたら釣りか何かをして「こら遊んだら楽しそうな川や!」と思って命名したのかもしれない。
それから恐らく数十年か百数十年。私たちも、現代の道具を使って「楽しく遊んで」きたのであった。
4月後半〜5月は北海道では絶好の川遊びシーズンだ。この時期は雪解け水のおかげで川の水量がかなり増える。いつもは底を擦るような川でも快適なツーリングが楽しめ、いつもそれなりの流量の川なら面白い瀬がいくつも出来て、ホワイトウォーター(瀬などで水が白く泡立っている状態)を満喫できるのだ。ニセコで有名な激流下りのラフティングやダッキーも、この時期が最高にスリリングで楽しい。

午前10時20分。全長約8kmの旅の始まりだ。背の高いワンボックス車にカヌーを3艇積むと、なかなか壮観。
まだ水は冷たいので、一部メンバーはドライスーツを着込んで40分に出発。天気は晴れたり曇ったりだが、漕いでいると汗ばんでくる。

スタートから1時間。2カ所ほどこんな浅めの瀬がある。沈をする危険はないけど、うまくコースを取らないと乗り上げたり、そうでなくとも底がかなり傷ついたりするぞ。「イクサンダー大沼カヌーハウス」のオーナー、ヒゲさん。一番楽しそうだったりもする。

前半はだいたいはこんなのんびりペース。新緑がキレイだ。野田知佑氏の世界かな。チキンラーメンでも食うか。

しかしあんまりのんびりペースが続いても楽しくないのがカヌー。後半にはしっかりこんな瀬もあります。家族で乗り切れ!真ん中の坊や、漕いでますかー?

夫婦もテンポ良く瀬をクリア。ここは流れこそ激しいけど、一直線で変なカーブもないから初心者でもかなり楽しめると思う。

カヌーハウスのスタッフ「トオル」。こんな瀬でもひょうひょうと余裕で乗り切りやがる。

更にしばらく下ると、S字のテクニカルな瀬が。枝は出てるし、狭い水路が急カーブしている。左へ漕いで枝をくぐってすぐさま体勢を立て直して右カーブ、そして1mの落ち込み。私はトライして轟沈!クリアして安心した次の瞬間にひっくり返った。ゴールまで安心は禁物だ。
この家族もゴールの5m手前まで来て、気を抜いたのか岩に引っかかって横向きになりみるみるうちに浸水。沈おめでとう!でも浅い場所で良かったね。息子さんも楽し(?)そう。
ちなみに、この時私は全身ずぶ濡れ(ドライスーツは着ていなかった!)で震えながらシャッター押してます。
遊楽部川は全体に浅めで、今回も水流はそこそこあったけど、あちこちで底をゴリゴリ擦りながらたまには降りて引っ張ることが必要だった。さあ、次は水量たっぷりのニセコ尻別川を攻めようぜ!
2008.05.06
DIY。風呂場のシャワー水栓を修理するの巻。
春を迎える喜びは、同時に冬の厳しさから解放される喜びでもあるー。
などというのは当たり前のことだが、今年はホンマに身にしみた。
何しろ、この冬の寒さときたらとんでもなかったからだ。
1月中頃には大寒波が来て、朝起きたらトイレや廊下はマイナス15度。夜に水落とし(水の元栓を操作して、管やボイラーに溜まっている水を抜く)をやっておいたので水道管破裂はなかったけど、便器に溜まっている水には厚さ3センチ程度の氷が張り、蛇口も凍り付いて回らない。そのほかにも、前回の冬は経験しなかったいろんな超常現象(?)に見舞われたのだった。
極めつけが、タイから帰ってきた時のこと。
元栓を開けると、風呂場のシャワー水栓からぽたぽた水が落ちるようになっているじゃないか。おまけに温度調整ハンドルの根元にもひびが入っている。出発する時は大丈夫だったのにと思って水道屋さんに相談すると・・・
長いこと家を空けたりすると、中に僅かに残っている水が凍って膨張し、こういうことになるのだそうだ。
部品交換は出来るのかと聞くと、ほとんどの場合は水栓をまるごと新しいのに取り替えるのだという。
しかし、こんなサーモスタット付きシャワー水栓は、一式取り替えれば2〜3万円はするとのこと。
んなアホな!なんでプラスチックのパーツが壊れたくらいで全部取り替えなあかんねん!?そんな勿体ない、エコロジーに反することが出来るか!パーツの交換やったら絶対1万円でおつりが来るやろう。よっしゃ。こないなったら自分でパーツ探して修理したる!
さて、大見得を切ってしまったものの、果たして部品は手に入るのか、手に入ったとしても特殊工具なしで交換できるのか、ちと心配になった。
試しに外装を外してみると、問題の部分はプラスチックの部品が真鍮のリングでネジ止めされているだけだった。そのリングもロッキングプライヤーで簡単に回して外せる。こらいける筈や!
まずはメーカーにメールで水栓型番と症状を話すと、交換する部品の型番を教えてくれ、そして分解図と交換部品表のPDFファイルを送ってもらえた。それから楽天市場で部品を注文。便利な時代になったもんやと感慨にふける。

だましだまし使っているうち、ついに折れてしまった温度調節ハンドル。接着剤でつけてみても、力がかかる部分だけにすぐにとれてしまった。う〜ん、潔く交換するしかないか。

カランを外し、プラスチックの外装を取り外す。そして真鍮のリングを回して、問題の部品を外したところ。真ん中がシャワー・カラン切り替えハンドルで、水が漏れる原因とのこと。

取り寄せた部品と、ついていた古い部品を比べる。ちなみに部品は3点で7350円ナリ。普通の水栓ならパッキンとか小パーツの交換で済むけど、こういったハイテク水栓はユニットごとの交換になってしまう。

新しい部品を元通り組み付ける。リングもロッキングプライヤーでしっかりねじ込む。

完成!シャワーの出も、温度調節も全く問題なし!ちなみに作業時間はわずか20分。これで何万円かが浮いたな。
今回はちと趣向を変えてリポートしてみました。GW中やっちゅうのに何をやっとるんだか・・・。
などというのは当たり前のことだが、今年はホンマに身にしみた。
何しろ、この冬の寒さときたらとんでもなかったからだ。
1月中頃には大寒波が来て、朝起きたらトイレや廊下はマイナス15度。夜に水落とし(水の元栓を操作して、管やボイラーに溜まっている水を抜く)をやっておいたので水道管破裂はなかったけど、便器に溜まっている水には厚さ3センチ程度の氷が張り、蛇口も凍り付いて回らない。そのほかにも、前回の冬は経験しなかったいろんな超常現象(?)に見舞われたのだった。
極めつけが、タイから帰ってきた時のこと。
元栓を開けると、風呂場のシャワー水栓からぽたぽた水が落ちるようになっているじゃないか。おまけに温度調整ハンドルの根元にもひびが入っている。出発する時は大丈夫だったのにと思って水道屋さんに相談すると・・・
長いこと家を空けたりすると、中に僅かに残っている水が凍って膨張し、こういうことになるのだそうだ。
部品交換は出来るのかと聞くと、ほとんどの場合は水栓をまるごと新しいのに取り替えるのだという。
しかし、こんなサーモスタット付きシャワー水栓は、一式取り替えれば2〜3万円はするとのこと。
んなアホな!なんでプラスチックのパーツが壊れたくらいで全部取り替えなあかんねん!?そんな勿体ない、エコロジーに反することが出来るか!パーツの交換やったら絶対1万円でおつりが来るやろう。よっしゃ。こないなったら自分でパーツ探して修理したる!
さて、大見得を切ってしまったものの、果たして部品は手に入るのか、手に入ったとしても特殊工具なしで交換できるのか、ちと心配になった。
試しに外装を外してみると、問題の部分はプラスチックの部品が真鍮のリングでネジ止めされているだけだった。そのリングもロッキングプライヤーで簡単に回して外せる。こらいける筈や!
まずはメーカーにメールで水栓型番と症状を話すと、交換する部品の型番を教えてくれ、そして分解図と交換部品表のPDFファイルを送ってもらえた。それから楽天市場で部品を注文。便利な時代になったもんやと感慨にふける。

だましだまし使っているうち、ついに折れてしまった温度調節ハンドル。接着剤でつけてみても、力がかかる部分だけにすぐにとれてしまった。う〜ん、潔く交換するしかないか。

カランを外し、プラスチックの外装を取り外す。そして真鍮のリングを回して、問題の部品を外したところ。真ん中がシャワー・カラン切り替えハンドルで、水が漏れる原因とのこと。

取り寄せた部品と、ついていた古い部品を比べる。ちなみに部品は3点で7350円ナリ。普通の水栓ならパッキンとか小パーツの交換で済むけど、こういったハイテク水栓はユニットごとの交換になってしまう。

新しい部品を元通り組み付ける。リングもロッキングプライヤーでしっかりねじ込む。

完成!シャワーの出も、温度調節も全く問題なし!ちなみに作業時間はわずか20分。これで何万円かが浮いたな。
今回はちと趣向を変えてリポートしてみました。GW中やっちゅうのに何をやっとるんだか・・・。
2008.04.30
庭に桜が、
庭に咲いている桜が満開だ。

大阪の下町から移り住んできて早二年。二度目の春がやってきた。
庭にあるヤマザクラも満開になっている。いつもの年より一週間くらい早いな。
この大沼の春は、いろんな花がいっぺんに咲き乱れるわけではあるけれど、大阪の下町育ちの私にとって少々異様な光景が見られる時期でもある。
異様というべきか、常識を根底から覆されるというべきか・・・、特に、初めて大沼で春を迎えた去年などはいろんな驚きがあった。
たとえば、
ミズバショウの群落が何で家のすぐ脇なんかにあるねん!?
ミズバショウなんて、尾瀬かどっかの人里離れた高原に行かないと見れないものと思っていたけど、ここ大沼ではあちこちの家の空き地にあるわ、道路脇にあるわ、JRの線路脇にもあるわで、これだけ身近にあり過ぎると「♪夏が来れば想い出す〜」の歌にあるようなロマンチックさというか、有難味がまったくない。
まあ、一週間やそこらで白い花は消え去って葉っぱだけになるので、そういう意味ではレアさもあるにはあるのだが。
ほかにも、
フキノトウがなんで線路脇にばっかし生えてるねん!?
この時期のフキノトウは、料理に使うと香りがすごくいい。そんなわけで採りに出かけると、なぜか線路の砂利のすぐ脇に群落がたくさんあるのだ。
わざわざこんなややこしい場所に生えんでも・・・とも思うのだが、そこにはフキノトウなりの事情があるのだろう。
昔なら列車のトイレは垂れ流し式が多く、それらが撒き散らかされる線路脇は栄養分も豊富だったかもしれないが、今の列車トイレはタンクに溜めて外には出さない。それに、線路に雑草が生えないように除草剤だって撒いているかもしれないし、好き好んでこんなとこに生えるフキノトウの気が知れない。
まあ、なんやかんやと言ってミズバショウの美しさも堪能し、フキノトウは有難くご馳走になった。感謝しとります。大沼の大自然にはね。

大阪の下町から移り住んできて早二年。二度目の春がやってきた。
庭にあるヤマザクラも満開になっている。いつもの年より一週間くらい早いな。
この大沼の春は、いろんな花がいっぺんに咲き乱れるわけではあるけれど、大阪の下町育ちの私にとって少々異様な光景が見られる時期でもある。
異様というべきか、常識を根底から覆されるというべきか・・・、特に、初めて大沼で春を迎えた去年などはいろんな驚きがあった。
たとえば、
ミズバショウの群落が何で家のすぐ脇なんかにあるねん!?
ミズバショウなんて、尾瀬かどっかの人里離れた高原に行かないと見れないものと思っていたけど、ここ大沼ではあちこちの家の空き地にあるわ、道路脇にあるわ、JRの線路脇にもあるわで、これだけ身近にあり過ぎると「♪夏が来れば想い出す〜」の歌にあるようなロマンチックさというか、有難味がまったくない。
まあ、一週間やそこらで白い花は消え去って葉っぱだけになるので、そういう意味ではレアさもあるにはあるのだが。
ほかにも、
フキノトウがなんで線路脇にばっかし生えてるねん!?
この時期のフキノトウは、料理に使うと香りがすごくいい。そんなわけで採りに出かけると、なぜか線路の砂利のすぐ脇に群落がたくさんあるのだ。
わざわざこんなややこしい場所に生えんでも・・・とも思うのだが、そこにはフキノトウなりの事情があるのだろう。
昔なら列車のトイレは垂れ流し式が多く、それらが撒き散らかされる線路脇は栄養分も豊富だったかもしれないが、今の列車トイレはタンクに溜めて外には出さない。それに、線路に雑草が生えないように除草剤だって撒いているかもしれないし、好き好んでこんなとこに生えるフキノトウの気が知れない。
まあ、なんやかんやと言ってミズバショウの美しさも堪能し、フキノトウは有難くご馳走になった。感謝しとります。大沼の大自然にはね。
2008.04.17
遂にやってしまいました。
タイに行って仏教に傾倒し、ついに出家した・・・

ワケではない。
近頃非常に残り少なくなってきた前髪の処遇を思いあぐねていると、ある方法がひらめいた。
「無」だ。
般若心経で一番多い文字の「無」だ。
仏教の境地(たぶん)と同じ「無」だ。
「無」にしてしまえば、多い少ない、細い太いもすべて「無」に帰されることになろう。
密度の濃い部分も薄い部分も、毛のない部分も、すべてが平等となるのだ。
これほど崇高なことはあるまい。
そうして私の髪は、「無」となった。
なーんて。実は数日前にバリカンで髪を刈っていたら、いつの間にか12ミリに設定したはずの長さ調節アタッチメントがずれてしまっていて、左半分が3ミリくらいのしかも不揃いなトラ刈りになってしまったのだ。
大阪に住んでいた時なら「こら縁起がええわ!」と、そのまんま喜び勇んで甲子園球場にでも行ったかもしれないが、ここは北海道。しかも接客業をやっているのにそんな悲惨な頭でお客さんの所へなんぞ行けんではないか。
こないなったら、もうええわ!とばかりに、半ばヤケでスキンヘッドにしてみた。
考えてみれば生まれて三十ン年、記憶にある限りここまで短くしたことはない。
実は1月に12ミリにまで冗談半分とイメチェンを兼ねて刈ったのだが、昔通っていた学校でも頭髪規制などはなくスポーツ刈りにしたことすらなかったので、えらく抵抗があったし、恐怖でさえあった。
それがいざやってみたら、まあ似合うらしいし、その後のタイ旅行で生活にも便利だということが分かり、前髪も少なくなったことだし今後はこれで行こうと思っていた。そんな矢先に、さらに新しい髪型を経験することになってしまったのだった。
これも、まあ似合わないわけではないらしい。ただ、いつものお客さんの所を訪問すると、ドアを開けたお客さんが一瞬固まるのが分かり、やはりインパクトは強すぎるかもしれない。
まあ、どうせ徐々にまた伸びてくるのだ。どの位がいいか、途中で判断しよう。
ところで、スキンヘッドにしての新発見をふたつほど。
1,常に視界の上隅に見えている毛。あれはずっと前髪だと思っていたが、いざ髪の毛がなくなったのにまだ見えている。眉毛だったとささやかな驚き。
2、髪の毛の保温効果というものに驚かされた。寒い日に帽子もかぶらないで外に出ると、それまで顔や手から来ていた寒さが、今度は頭のてっぺんからやって来る。風が吹くと痛いくらいだ。夜も頭が妙に冷えて、最初のうちはなかなか寝付けなかった。今は2〜3ミリほどに伸びたが、それだけでも全然違う。

ワケではない。
近頃非常に残り少なくなってきた前髪の処遇を思いあぐねていると、ある方法がひらめいた。
「無」だ。
般若心経で一番多い文字の「無」だ。
仏教の境地(たぶん)と同じ「無」だ。
「無」にしてしまえば、多い少ない、細い太いもすべて「無」に帰されることになろう。
密度の濃い部分も薄い部分も、毛のない部分も、すべてが平等となるのだ。
これほど崇高なことはあるまい。
そうして私の髪は、「無」となった。
なーんて。実は数日前にバリカンで髪を刈っていたら、いつの間にか12ミリに設定したはずの長さ調節アタッチメントがずれてしまっていて、左半分が3ミリくらいのしかも不揃いなトラ刈りになってしまったのだ。
大阪に住んでいた時なら「こら縁起がええわ!」と、そのまんま喜び勇んで甲子園球場にでも行ったかもしれないが、ここは北海道。しかも接客業をやっているのにそんな悲惨な頭でお客さんの所へなんぞ行けんではないか。
こないなったら、もうええわ!とばかりに、半ばヤケでスキンヘッドにしてみた。
考えてみれば生まれて三十ン年、記憶にある限りここまで短くしたことはない。
実は1月に12ミリにまで冗談半分とイメチェンを兼ねて刈ったのだが、昔通っていた学校でも頭髪規制などはなくスポーツ刈りにしたことすらなかったので、えらく抵抗があったし、恐怖でさえあった。
それがいざやってみたら、まあ似合うらしいし、その後のタイ旅行で生活にも便利だということが分かり、前髪も少なくなったことだし今後はこれで行こうと思っていた。そんな矢先に、さらに新しい髪型を経験することになってしまったのだった。
これも、まあ似合わないわけではないらしい。ただ、いつものお客さんの所を訪問すると、ドアを開けたお客さんが一瞬固まるのが分かり、やはりインパクトは強すぎるかもしれない。
まあ、どうせ徐々にまた伸びてくるのだ。どの位がいいか、途中で判断しよう。
ところで、スキンヘッドにしての新発見をふたつほど。
1,常に視界の上隅に見えている毛。あれはずっと前髪だと思っていたが、いざ髪の毛がなくなったのにまだ見えている。眉毛だったとささやかな驚き。
2、髪の毛の保温効果というものに驚かされた。寒い日に帽子もかぶらないで外に出ると、それまで顔や手から来ていた寒さが、今度は頭のてっぺんからやって来る。風が吹くと痛いくらいだ。夜も頭が妙に冷えて、最初のうちはなかなか寝付けなかった。今は2〜3ミリほどに伸びたが、それだけでも全然違う。
2008.04.16
今年初!(ストーブについて)
今日は、記念すべき日だった。
それは・・・、
ストーブを点けなくて過ごせたのだ!
今頃、関東や関西では桜の時期がそろそろ終わりだろうし、沖縄なんぞに行ったらもう海開きやっちゅうのに、一日ストーブを使わずに済んだくらいで大騒ぎ(?)してるとはさすが北海道よのうと本州の皆さんは思われるだろう。やっと北海道にも春が来て、ストーブを仕舞うのだろうと。
しかし、まだストーブを仕舞うわけにはいかない。早すぎる。
春が終わって夏が来ても、7月頃まではまだまだ頑張ってもらわなければならない。北海道のストーブたちが灯油を抜かれて一息つけるのは、たかだか一ヶ月。内陸などの寒い地域では、年中無休なんてこともある。本州の、一年の三分の一ほども働けば後は倉庫で長期休暇を過ごすストーブたちと対照的な、過酷なる労働を強いられているのだ。
北海道の冬は長く、夏はやっと来たと思ったら一瞬で過ぎ去ってしまう。朝も夜もストーブなしで過ごせるのは、7月後半からせいぜい盆過ぎまでだ。
だから、北海道の生活とストーブは切り離せない。ストーブが点いていないと何となく落ち着かない。室温が20度あっても、ストーブが点いていないと肌寒く感じてしまう。
大阪から北海道に、年に何度となく通い詰めて知り合いもだいぶ出来た頃、一番びっくりしたのが、北海道民が意外なほど寒がりということだった。
夏生まれで寒がりな私が暖房なしで十分過ごせる部屋でも、寒いからストーブを点けようと言う。春や秋の大阪を歩く時も、とんでもなく厚着をして、それでもまだ寒そうだ。しかも一人だけでなく、全員が全員、少なくとも私より寒がりなのだから。
氷点下何十度の世界で生活をしてるのに何でやねん!とその度にツッコんだのだが、当の本人たちには、冬以外の時期に暖房器具がないという方が信じられないらしい。つくづく、北海道というのは異国なんやなあと思わされたものだった。
その北海道に移り住んで、2回目の冬が終わりつつある。
そして、北海道民の寒がりの理由が分かった気がした。
冬が過ぎれば暖房器具を仕舞い込んでしまう本州とは違い、ストーブが常時部屋の中にあったり、セントラルヒーティングの家だったりするからだ。
一度仕舞い込んだストーブを再び点けようと思ったら、灯油を入れたり、ガスゴム管を接続したりと面倒くさい。だから、本州では少々寒くなっても秋までは厚着でしのいでストーブを出さず、上半身しか温風の来ないエアコンや、こたつなどで耐える。
それに対して北海道の感覚は、ちょっと肌寒いとなると厚着するよりも前に暖房を入れ、家中を暖める。廊下もトイレも風呂場も暖かい。その上、真冬になればストーブや暖房は24時間点けっぱなしになるので、点いていて当たり前。消すという思考に辿り着けなくなってしまう。
下手をすれば真冬でも家の中ではTシャツ短パンで過ごせるし、現にそうしている人だって多いのだ。
あと、札幌以外では交通手段は自家用車なので、外に出ても寒気に当たることがない。札幌だって地下街は発達してるし、公共の場所はたいてい強力な暖房が効いているから、そこで服の中に溜め込んだ暖気が冷える前にまた暖かい場所に着く。
よく考えてみると、普段の生活では本州の人間より明らかに寒気に当たってないじゃないか。
たとえば最近灯油が値上がりしていてみんな嘆いているけど、嘆く前に厚着する方が先ちゃうんかい!?と思ったりもする。
でも私自身「郷に入りては郷に従え」じゃないけど、北海道の感覚に徐々に浸食されているようで、それへのささやかな抵抗として、今日はストーブを点けたいという誘惑に打ち勝った喜びを表現してみたかったのだった。
少々大げさですが。
それは・・・、
ストーブを点けなくて過ごせたのだ!
今頃、関東や関西では桜の時期がそろそろ終わりだろうし、沖縄なんぞに行ったらもう海開きやっちゅうのに、一日ストーブを使わずに済んだくらいで大騒ぎ(?)してるとはさすが北海道よのうと本州の皆さんは思われるだろう。やっと北海道にも春が来て、ストーブを仕舞うのだろうと。
しかし、まだストーブを仕舞うわけにはいかない。早すぎる。
春が終わって夏が来ても、7月頃まではまだまだ頑張ってもらわなければならない。北海道のストーブたちが灯油を抜かれて一息つけるのは、たかだか一ヶ月。内陸などの寒い地域では、年中無休なんてこともある。本州の、一年の三分の一ほども働けば後は倉庫で長期休暇を過ごすストーブたちと対照的な、過酷なる労働を強いられているのだ。
北海道の冬は長く、夏はやっと来たと思ったら一瞬で過ぎ去ってしまう。朝も夜もストーブなしで過ごせるのは、7月後半からせいぜい盆過ぎまでだ。
だから、北海道の生活とストーブは切り離せない。ストーブが点いていないと何となく落ち着かない。室温が20度あっても、ストーブが点いていないと肌寒く感じてしまう。
大阪から北海道に、年に何度となく通い詰めて知り合いもだいぶ出来た頃、一番びっくりしたのが、北海道民が意外なほど寒がりということだった。
夏生まれで寒がりな私が暖房なしで十分過ごせる部屋でも、寒いからストーブを点けようと言う。春や秋の大阪を歩く時も、とんでもなく厚着をして、それでもまだ寒そうだ。しかも一人だけでなく、全員が全員、少なくとも私より寒がりなのだから。
氷点下何十度の世界で生活をしてるのに何でやねん!とその度にツッコんだのだが、当の本人たちには、冬以外の時期に暖房器具がないという方が信じられないらしい。つくづく、北海道というのは異国なんやなあと思わされたものだった。
その北海道に移り住んで、2回目の冬が終わりつつある。
そして、北海道民の寒がりの理由が分かった気がした。
冬が過ぎれば暖房器具を仕舞い込んでしまう本州とは違い、ストーブが常時部屋の中にあったり、セントラルヒーティングの家だったりするからだ。
一度仕舞い込んだストーブを再び点けようと思ったら、灯油を入れたり、ガスゴム管を接続したりと面倒くさい。だから、本州では少々寒くなっても秋までは厚着でしのいでストーブを出さず、上半身しか温風の来ないエアコンや、こたつなどで耐える。
それに対して北海道の感覚は、ちょっと肌寒いとなると厚着するよりも前に暖房を入れ、家中を暖める。廊下もトイレも風呂場も暖かい。その上、真冬になればストーブや暖房は24時間点けっぱなしになるので、点いていて当たり前。消すという思考に辿り着けなくなってしまう。
下手をすれば真冬でも家の中ではTシャツ短パンで過ごせるし、現にそうしている人だって多いのだ。
あと、札幌以外では交通手段は自家用車なので、外に出ても寒気に当たることがない。札幌だって地下街は発達してるし、公共の場所はたいてい強力な暖房が効いているから、そこで服の中に溜め込んだ暖気が冷える前にまた暖かい場所に着く。
よく考えてみると、普段の生活では本州の人間より明らかに寒気に当たってないじゃないか。
たとえば最近灯油が値上がりしていてみんな嘆いているけど、嘆く前に厚着する方が先ちゃうんかい!?と思ったりもする。
でも私自身「郷に入りては郷に従え」じゃないけど、北海道の感覚に徐々に浸食されているようで、それへのささやかな抵抗として、今日はストーブを点けたいという誘惑に打ち勝った喜びを表現してみたかったのだった。
少々大げさですが。
2008.04.11
ミャンマー人の悲劇を聞いて。
タイの旅から帰ってきて3週間。
写真整理がようやく済んで、さあブログにアップしていくべと思っていた時だ。衝撃的というべきか、しかし心の奥底では「やっぱりな」とも思ってしまうニュースが耳に入ってきた。
タイ南部の町・ラノーンの近郊で、冷蔵コンテナでタイに密入国しようとしたミャンマー人121人が発見されて、そのうち54人が窒息死していたという。死者の中には10歳前後の子供もいたらしい。密入国ゆえ狭いコンテナにすし詰めにされ、タイの一大リゾートであるプーケットに向かう途中の悲劇だった。
痛ましいし、何ともやりきれない。

上の写真は、2月末にそのラノーンのイミグレーションで出くわした光景だ。いきなり連行されてきたこの人たちは、手錠で数珠繋ぎにされている。そしてこの後、鉄格子で仕切られた2階に押し込まれていったのだった。
イミグレの駐車場には、鉄のカゴのような護送車。さっきの人たちは、ビルマ(ミャンマー)からの密入国者だったのだ・・・。
ラノーンの町は、ミャンマーの港町・コートーンと面している。町の中にはビルマ語の看板も目立ち、タナッカー(日焼け止めクリーム)を頬に塗ったお姉ちゃんや、ロンジー(巻きスカート)を履いた男の人もよく見かける。国境の渡し船ではひっきりなしにタイ人やミャンマー人が行き交い、対岸のコートーンは汚く貧しいながらも活気に満ちていた。人々の表情も、軍の圧政など微塵も感じさせないほど明るかったというのに。
しかしこんな事件を聞くと、そんな町の様子などタイに面した豊かな国境だけの話で、外国人の来ないような奥地に踏み込めばそこに国境とは比較にならないくらいの貧困、強制労働や虐殺など、目を覆いたくなる光景が繰り広げられているのではないかと思う。自分がコートーンやタチレク(タイ最北端のメーサイと面している)の町で見たものは何だったのだろうか。
コンテナの中でタイの地を踏むことなく息絶えていった人たち。生きるためには危険を冒してでも国外へ逃れなくてはならないミャンマーの現実、それにつけ込んでいるだろう密入国ブローカーの暗躍、それらに頼っている面もあるタイの現実。そしてそこからそう離れていないチベット・ラサでの暴動と中国の圧政・・・。思いを巡らせるほど理不尽な世界に腹が立つが、同時に、平和ながら最近訳の分からない殺人事件が多発している日本の闇も感じずにはいられない。
タオ島でダイビングをした時、スタッフの中に陽気なミャンマー人がいた。彼は正規の就労者だったが、今頃この祖国と同胞の悲劇に何を思っているだろう。察するに余りある。
写真整理がようやく済んで、さあブログにアップしていくべと思っていた時だ。衝撃的というべきか、しかし心の奥底では「やっぱりな」とも思ってしまうニュースが耳に入ってきた。
タイ南部の町・ラノーンの近郊で、冷蔵コンテナでタイに密入国しようとしたミャンマー人121人が発見されて、そのうち54人が窒息死していたという。死者の中には10歳前後の子供もいたらしい。密入国ゆえ狭いコンテナにすし詰めにされ、タイの一大リゾートであるプーケットに向かう途中の悲劇だった。
痛ましいし、何ともやりきれない。

上の写真は、2月末にそのラノーンのイミグレーションで出くわした光景だ。いきなり連行されてきたこの人たちは、手錠で数珠繋ぎにされている。そしてこの後、鉄格子で仕切られた2階に押し込まれていったのだった。
イミグレの駐車場には、鉄のカゴのような護送車。さっきの人たちは、ビルマ(ミャンマー)からの密入国者だったのだ・・・。
ラノーンの町は、ミャンマーの港町・コートーンと面している。町の中にはビルマ語の看板も目立ち、タナッカー(日焼け止めクリーム)を頬に塗ったお姉ちゃんや、ロンジー(巻きスカート)を履いた男の人もよく見かける。国境の渡し船ではひっきりなしにタイ人やミャンマー人が行き交い、対岸のコートーンは汚く貧しいながらも活気に満ちていた。人々の表情も、軍の圧政など微塵も感じさせないほど明るかったというのに。
しかしこんな事件を聞くと、そんな町の様子などタイに面した豊かな国境だけの話で、外国人の来ないような奥地に踏み込めばそこに国境とは比較にならないくらいの貧困、強制労働や虐殺など、目を覆いたくなる光景が繰り広げられているのではないかと思う。自分がコートーンやタチレク(タイ最北端のメーサイと面している)の町で見たものは何だったのだろうか。
コンテナの中でタイの地を踏むことなく息絶えていった人たち。生きるためには危険を冒してでも国外へ逃れなくてはならないミャンマーの現実、それにつけ込んでいるだろう密入国ブローカーの暗躍、それらに頼っている面もあるタイの現実。そしてそこからそう離れていないチベット・ラサでの暴動と中国の圧政・・・。思いを巡らせるほど理不尽な世界に腹が立つが、同時に、平和ながら最近訳の分からない殺人事件が多発している日本の闇も感じずにはいられない。
タオ島でダイビングをした時、スタッフの中に陽気なミャンマー人がいた。彼は正規の就労者だったが、今頃この祖国と同胞の悲劇に何を思っているだろう。察するに余りある。
2007.12.20
エキノコッカーズ・ハイ
あー忙しい。
12月に入って「パソコンが起動しない」というトラブル相談が非常に増えている。
ただでさえボーナスでパソコン買った人のセッティング注文が増えてるし、そうでなくとも自分の年賀状作りなんかで忙しいのに、なんで一斉にトラブル起こすのだ・・・。
パソコンについて、我々のようなメンテナンスに携わっている人間の間でまことしやかに囁かれている噂に「1年1ヶ月殺し」というのがある。
つまり、メーカー保証の切れた直後に、故障率の増える「山」が来るというのだ。
もちろん正確な統計を取ったわけではないので断言は出来ないが、実際に数百台のパソコンを扱ってみると「あー、これはメーカー修理に出さんと駄目ですね。保証書は?」と見て「あー、故障がもうちょっと早かったら・・・」と言った記憶は結構ある。
パソコンの寿命なんて当たり外れで、あってないようなもの。私は10倍すれば人間の年齢になると思っている。100歳程度に長生きするのもいるし、10代で夭折するのもいる。ならせめて「1年1ヶ月殺し」に遭わないよう、生命保険とも言うべき延長保証に入っておいた方がいいかもしれない。
さて、我々北海道に住んでいる者にとって「10年殺し」と言われる病気に「エキノコックス」がある。
詳細は省略するが、潜伏期間10年かそれ以上。気付いた時には重篤症状という寄生虫だ。そんな風土病なので、こちらでは健康診断の時に検査を無料で受けられるのだが、生まれてこの方、大阪府民・東京都民だった私は全く検査をしていなかったのだった。
北海道旅歴19年、数多くのキャンプや野宿を繰り返してきた私にしてみれば、覚えはある。キタキツネに触るなどといった暴挙はしていないが、地べたを触った手で食事したのは数知れず、川を泳いだこともあったし、何よりも知床岬到達の時に水が不足して、やむなく沢の水を煮沸なしで何回も飲んだこともあったのだ。
よく考えればそれから10年。「10年殺し」が本当ならそろそろ何か来てもおかしくない。パソコンの延長保証どころではない。急がねば。そう思って先日健康診断を受け、その結果が郵送されてきた。
総コレステロール、赤血球などいろんな試験結果の「陰性」「異常ありません」に安心しつつ、下の方に目を移してゆくと・・・結果は「陰性」。あーえがった!これでまだまだ肝臓は元気や!
まあ、そうやたらめったら感染する寄生虫でもないそうですが。
12月に入って「パソコンが起動しない」というトラブル相談が非常に増えている。
ただでさえボーナスでパソコン買った人のセッティング注文が増えてるし、そうでなくとも自分の年賀状作りなんかで忙しいのに、なんで一斉にトラブル起こすのだ・・・。
パソコンについて、我々のようなメンテナンスに携わっている人間の間でまことしやかに囁かれている噂に「1年1ヶ月殺し」というのがある。
つまり、メーカー保証の切れた直後に、故障率の増える「山」が来るというのだ。
もちろん正確な統計を取ったわけではないので断言は出来ないが、実際に数百台のパソコンを扱ってみると「あー、これはメーカー修理に出さんと駄目ですね。保証書は?」と見て「あー、故障がもうちょっと早かったら・・・」と言った記憶は結構ある。
パソコンの寿命なんて当たり外れで、あってないようなもの。私は10倍すれば人間の年齢になると思っている。100歳程度に長生きするのもいるし、10代で夭折するのもいる。ならせめて「1年1ヶ月殺し」に遭わないよう、生命保険とも言うべき延長保証に入っておいた方がいいかもしれない。
さて、我々北海道に住んでいる者にとって「10年殺し」と言われる病気に「エキノコックス」がある。
詳細は省略するが、潜伏期間10年かそれ以上。気付いた時には重篤症状という寄生虫だ。そんな風土病なので、こちらでは健康診断の時に検査を無料で受けられるのだが、生まれてこの方、大阪府民・東京都民だった私は全く検査をしていなかったのだった。
北海道旅歴19年、数多くのキャンプや野宿を繰り返してきた私にしてみれば、覚えはある。キタキツネに触るなどといった暴挙はしていないが、地べたを触った手で食事したのは数知れず、川を泳いだこともあったし、何よりも知床岬到達の時に水が不足して、やむなく沢の水を煮沸なしで何回も飲んだこともあったのだ。
よく考えればそれから10年。「10年殺し」が本当ならそろそろ何か来てもおかしくない。パソコンの延長保証どころではない。急がねば。そう思って先日健康診断を受け、その結果が郵送されてきた。
総コレステロール、赤血球などいろんな試験結果の「陰性」「異常ありません」に安心しつつ、下の方に目を移してゆくと・・・結果は「陰性」。あーえがった!これでまだまだ肝臓は元気や!
まあ、そうやたらめったら感染する寄生虫でもないそうですが。




