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ったく、4月末なのに大雪とは。


ゆうべの天気予報いわく、27日には雪は上がって晴れるらしいけど、こんだけ降ったらどんな風景になってるやら。
道路は除雪が入ってくれるだろうから午前中には路面も乾いて何の問題もなく走れるだろう。けど恐らく庭の雪かきはやらねばならん。
また例の「除雪戦隊・ハネルンジャー」にご登場頂くことになろうが、こんな重たい雪では相当な苦戦を強いられるに違いない。


そして今日、恐る恐る玄関を開けてみると・・・

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…( ̄△ ̄; 屋根から落ちた雪で玄関前に山ができているじゃないか。

今日は午前中に荷物は届くし、来客はあるしで、こらしゃーないなぁ。雪かきやるべ。

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玄関横のプロパンガス箱も完全に埋没してしまってる。どのくらい積もったのだ?

定規を雪に刺してみると、約30センチ・・・。一日で積もった量では文句なしに今季最高だな。それがなんでまた4月末に。

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見渡す限りの銀世界。これがGW中の風景なのだ。春の北海道の怖さでもある。

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幸いにも、道路はもう安心できるレベルまで融けている。これなら夏タイヤでも大丈夫だ。

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雪かきを始めるけど、水分をたっぷり含んだ春の雪はそらもう重いわ固いわで、スノープッシャーではとても押せず、ママさんダンプは抵抗が大きすぎて雪に刺さらず、スノーショベルで掬い取ってゆくしか方法がない。腕は疲れるわ腰は痛うなるわで一向に捗らんではないか。
もうやっとられん!とばかりに、パジェロで行ったり来たりして踏み固めてしまった。もう降らんやろうから問題ないやろう。何よりも楽ちんこの上ない。

昼前には道路も完全に乾いた。

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駒ヶ岳もまた冬の様相に逆戻り。今年は雪の消えるのが早かったけど、これで平年並みになるかいな?

大沼の降雪量はやはり凄かったらしく、NHKの昼のニュースや、夜7時からのニュースでも紹介されていたな。積雪量は33センチで、4月では観測史上最高とのこと。何だかなー。

でも道東では50センチくらい積もったらしい。上には上があるな・・・上になりたくもないけど。
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- 生きるべきか、死ぬべきか。それが問題だ。 -
                                    シェイクスピア「ハムレット」より



めて重大な問題だ。


換えるべきか換えざるべきか。


スタッドレスタイヤから夏タイヤに。




雪の降る季節、降らない季節を毎年繰り返す北国では、その端境期に必ずやらねばならないことの一つとして、タイヤの交換がある。

さて、もう4月も終盤だ。世の中ではGWが始まり、最長では16連休なんていうバケーションを堪能すべく、北海道にも沢山の人たちが押し寄せてくるだろう。

そして、ここにもやっとこせ春はやって来た。ここ大沼や道南地方ではもう雪などほとんど融けて、山のてっぺんに残るだけだ。フキノトウやミズバショウを始め、他の花々もちらほらと咲き始めている。もうすぐ桜も満開になるはずだ。

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もう雪が降ることなどないだろう。気温だって下がっても氷点下になることはないし、今がタイヤの替え時だとばかりに、ここ10日くらいでスタッドレスタイヤを履いている車はほとんど見なくなった。
スタッドレスは減りが早いし、燃費も落ちる。だから秋は雪が降り始めるギリギリまで夏タイヤで引っ張り、冬が終わったら出来るだけ早く夏タイヤに換えたいとみんな思っていたのだ。今がそのチャンスだと。


しかし、これが上のミズバショウを撮ってから4日後の、今日の風景だ。

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∑( ̄口 ̄; 雪やないかい!しかも結構降っとるがな!

おいおい、今日は函館市内に行かにゃならんのに、パジェロはとっくに夏タイヤにしてもうてるがな・・・。まあ、気温は0℃くらいやからベシャベシャ雪で、圧雪路にはならんやろう。夏タイヤでも行けんことはないが・・・。
そう言えばマーチはスタッドレスタイヤのまんまだ。これに乗って行こう。古めのタイヤなので履き潰そうと思ってただけだが、思わぬ形で役に立ったな。

函館市内も吹雪だ。もっとも大沼より気温は高いから道路も真っ白になってはいなかったけど、みんな夏タイヤらしく、極めてゆっくりと走っている。そらなんぼ北海道民でも、この時期の雪は想定外やろう。これが雪国の怖さやな。


用事を済まして帰途につくけど、雪はやむどころかますます勢いを増しているようだ。
函館新道(無料の高速道路)に乗る。

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∑( ̄△ ̄; 完全な雪道になってきとるがな!

ヤバいな。こらトンネル抜けた大沼はどないなっとるやろう? シャーベットやろう言うて夏タイヤのパジェロで来んで良かったなー。
速度制限は当然ながら50キロ。真冬でも7~80キロで流れている函館新道だけど、今日はきっちり50キロで流れている。普段は飛ばしている大型のセダンやスポーツカーも、今日ばかりは尻を振りながら縮こまって走っていた。

そしてトンネル抜けて大沼へ。

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∑( ̄皿 ̄; 見事に圧雪路・・・。除雪も入ってるし。

この数秒後、対向のおばちゃん軽四がすれ違う直前に半回転!

ギャー!

幸いこっちには飛び出して来んかったものの、危ない危ない。とにかく、雪が久しぶりに降ったら要注意やな・・・。

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既に積雪20センチ近く・・・。重い雪やから除雪するんも難儀やし、まだかなり降るみたいやからとりあえず明日朝まで放置するか。

しかし、4月終わりで、もうすぐ桜咲くねんで・・・。まあ大阪でもよう3月に10センチ近く積もって交通が大混乱になる時もあったわ。
今年は雪が融けるのも気温が上がるのも例年より早くて、温暖化は確実に進んでるななんて思っとったけど、やっぱし冬はタダでは終わらんな。

ただGWやし、意気揚々と雪道運転に慣れてないしかも夏タイヤの車や、バイクなんかも上陸してるやろうに。みんなどないしてるやろう? 北海道民の我々ですらびっくりしてるのに、旅行者の驚きと困惑は想像に難くない。無理して移動して事故起こさんようにしいやー。

夜になっても雪はやまず、屋根から「ドシン!ドシン!」と雪の滑り落ちる音がするではないか。
外に出てみると、

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∑( ̄益 ̄; まだ積もるんかい!繰り返すけど、もう5月やねんで!
これがスキーシーズンなら大喜びだけど、今降られても有難くも何ともない。

それにしても。一日で降った雪としては、この冬最高ちゃう?
こら、明日は起きてまず除雪やな・・・。
泉しゃぶしゃぶを喰らい、温泉に浸かって英気を養った我々は、ひなびた湯治宿で一泊した。
ガンネルズのI氏は仕事だということで途中離脱。カヌーはヒゲ氏、Y嬢、ハム太郎、トオル、そして私の5人で決行だ。

翌朝、天気は快晴。気温も暖かく、絶好のカヌー日和ではないか。
早速、羊蹄山の麓にを流れる尻別川に向かう。

尻別川と言えば、日本のラフティングの聖地と言われている。今やニセコで知らない人はいないオーストラリア人R氏が14年前に持ち込んで以来、全国で川遊びとして定着した。そんな川だから、場所を選べばカヌーでもかなりスリリングな川下りを楽しめるのだ。

喜茂別町からスタートする今回のコースは、ラフティングをやる場所よりは上流で、まだ雪融け水のピークにもちょっと早いこともあってこのカヌーでも何とかなる。

羊蹄山の麓で準備
まずはスタート地点でカヌーを下ろして準備。今日も快晴で羊蹄山もくっきり。ただ、川下りカヌーの宿命として、上陸地点に車を置いてこなければならない。

いよいよ出発
それに1時間ほどかかってしまったが、カヌーを土手から下ろして無事に出発だ。しかし、雪融け水の冷たいこと!完全防水のドライスーツは着てるけど、沈はしたないなぁ。

今日の船頭さん
今日の同乗者は、残念ながらおネエちゃんでも嫁はんでもなく、カヌーハウススタッフのトオル。でも、舵取りは後ろに任せといていい湖カヌーと違い、川カヌーでは前に座る「バウマン」も積極的に舵を取って艇の方向づけをするので、技術のあるコヤツは頼りになる。

この位の瀬は余裕
おかげで、こんな瀬で後ろがカメラを構えていても、まあ何とかなる。もちろん、カメラ手にしたまんまパドルを持つこともやったけど。
それにしても、さすがはラフティングできるだけあって、水量はよく行く遊楽部川よりケタ違いに多いな。おかげで瀬でも底を岩でこすることがないし、艇もかなり暴れてラフティングに負けんくらいスリリング!でも水もザブザブ入ってきて沈没しそうになる。瀬をクリアしたら掻き出せ掻き出せ!

ヒゲ氏、轟沈!

ハム太郎とヒゲ氏が「サーフィン(岩の後ろなど流れの巻いている所に乗り込んで、水の流れに逆らいながら静止する)」とやろうとするも、ヒゲ氏が轟沈!文字通り河童の川流れ・・・。

一旦上陸
全長約20キロのコースを2時間で下り終えた。でもみんな思ったほどの瀬がなかったのでやや不満気味。

今度はラフティングコースへ
そこで、まだ陽も高いことだし、ちょっと下流に行ってラフティングをやっているのと同じコースを攻めようかとY嬢とヒゲ氏が言い出す。全員一致で決行することに。でも、この二人乗り艇は大丈夫かいな・・・。まあ、沈したらその時はその時や。行ってまえ!

瀬を行く

ここではまだカメラを構える余裕はあるけど、さすがはラフティングコース。ほかのハードな瀬で2回ほど半分くらい浸水して危うく沈みそうになった。その時はさすがに撮る余裕ありましぇん。

突撃!
ハム太郎が攻める!

顔が隠れた!
あ、ええ瞬間やのに顔が隠れた!

お疲れ様でした!
全長4kmくらいだけれども、前半20kmに勝るとも劣らんスリルが凝縮されてたな。みんなこれで満足したようだ。お疲れさんでした!

いや~、今季最後のスキーに、今季初の川下りに、生まれて初めての温泉しゃぶしゃぶに、盛り沢山の2日間でした。
さ~て、カヌーシーズンの幕開けや!次はどこの川行こか?
にあったテレマークレースでの上々の結果に満足しながら、みんな車に乗って中山峠スキー場を後にした。

途中で、カヌーハウススタッフのハム太郎とトオル、そしてカヌークラブ・ガンネルズのI氏が合流。洞爺湖に向かう途中にある盤渓温泉の湯治宿に向かう。ここが今晩の宿になる。

湯治宿だから、食事はついていない。自炊だ。だからといって宿のキッチンで普通に鍋などやったんでは味気ないということで、上がった案は「野外温泉しゃぶしゃぶ」だった。

これは究極の遊び好き集団、ガンネルズのI氏が自信を持って勧める究極の野外メシだ。

温泉王国の日本では、温泉の源泉が湧き出ている場所があちこちにあるのは御存知の通り。
ここ北湯沢のとある河原にも90℃程度の源泉が湧き出ていて、小さな湯だまりを作って川に流れ落ちている。
そしてカヌーの時にこれを見かけたI氏が「ここでしゃぶしゃぶをやってみたらどうだ?」と考えたのだそうな。それから、この辺りで遊んだ時にはここでしゃぶしゃぶをやり、すぐ横でテントを張って寝るということをよくやっているらしい。

まったく、氷の張った湖面を見て「自転車で走れるぞ」と思う大沼のF氏といいこのI氏といい、視界に入った物に対してまずどう遊べるかを考える思考回路は凄い。

湯だまり掘りに夢中
準備の傍ら、Y嬢は湯だまり掘りに夢中。もうちょっと深く掘れたら、しゃぶしゃぶだけやのうて露天風呂が出来るんとちゃう?

もちろん温泉玉子も
湯だまりにザルを置いて、そこに肉やらキャベツやらアスパラガスやら行者ニンニクやら、豆腐やら卵やら餃子やら焼売やらを叩き込む。う~ん、温泉の成分がマッチしてるのか雰囲気のせいか、部屋の中の鍋なんぞと比べものにならん美味さ!特に行者ニンニクがこんなに鍋に合うとは思わなんだ!

ヒゲ氏も興奮気味
相当なアウトドア遊びを体験してきたヒゲ氏も、さすがにこれは未体験だったとあってかなり興奮気味。

いや~、満足です
まだ4月半ばなのでそれなりに寒い筈だけれど、温泉の湯気に当たってたら暑いくらい。しかもこの雰囲気とこのメシの美味さ。もうこれ以上、何もいりません。

これでやる気十分!明日のカヌーも楽しむで~!

更につづく!
キーシーズンはもう終わったと思っていたのだけれど、またヒゲ氏から誘いがあった。

テレマークスキーのレースに出場しないかという。

ムムッ!レースなんて、大学生の頃にマウンテンバイクのレースにハマってたり、何年か前にオフロードバイクのエンデューロに1回だけ出たりしたけど、あまり経験はないぞ。しかもスキーだ。どうするべ?

結局、ちょっと遊びすぎてサイフが寂しいこともあり(参加費が結構高い)、今回は撮影とイメージトレーニングに徹することにした。

参加するのはイクサンダー大沼カヌーハウスのヒゲ氏とY嬢。ヒゲ氏は実は世界選手権にも出たことのある強者だ。対してY嬢は全くの初心者で、今回はビギナークラス女子での参加。さ~て、どんな滑りを見せてくれるやら。

すでに駐車場は満杯
場所は札幌にほど近い、中山峠スキー場。家を朝6時半に出て、9時半には着けた。さしもの北海道でも4月半ばになりゃ開いているスキー場は少なくなるけど、ここは標高が高いおかげでGWまで営業している。

上級選手のターン
マイナーなテレマークスキーだけど、ちゃんとFIS公認の世界選やワールドカップレースだってある。
今日の競技は、滑れて歩けて跳べるテレマークスキーならではの「クラシックレース」。アルペン並みの大回転コースにプラスして、登りも含んだクロスカントリーセクション、一定距離以上跳ばないといけないジャンプセクション、旗門の周りを一周する「ヘリコバンク」があって、さながらスキーの総合競技だ。登りでロスしない為に、ストックは長いクロスカントリー用を使う。

ちなみにターンの時には写真のように、前後の足の間に靴一足分以上の間隔がないとペナルティになってタイムが加算される。

Y嬢のスタート
Y嬢も、ややおっかなびっくりながらスタート。まあ初めてやし、気楽に行こう。

旗門に突入するヒゲ氏
ヒゲ氏の流麗なターン。さすがは元世界選日本代表。ただ今回は得意の登りセクションが少なく「もうちょっと登りがあったら表彰台だったのに!」と悔しがっていた。それにしても、レーシングスーツ着たら針金みたいに細いな。

ヘリコバンク
これが360度ターンのヘリコバンク。猛スピードでこのスリバチに突っ込み、この旗を一周してまた滑り降りてゆく。長い登りセクションの後やレース後半だと、かなり膝にこたえるらしい。

緊張のスタート
緊張のスタート。エキスパートの人たちは、直後にはもうトップスピードに乗っている。

ジャンプ!
ジャンプセクション。規定距離に届かなかったり、テレマーク姿勢で着地できなかったりしたらペナルティなので、エキスパートの人たちは最高速でぐらいで跳ぶ。でも下は見えないし、着地の直後に旗門は待ち構えてるし、はっきり言って怖い。

ゴール直前
ゴールの直前にも360度ターンがあり、そこから歩いて左に回ってゴールとなる。登りの長いコースだと、ゴールで倒れ込む人も多いらしい。

ワールドカップ選手のターン
旗門を跳ね飛ばしてターンするこのおネエちゃん、タダモノではない。聞けば、ワールドカップ日本代表らしい。攻撃的な滑りとはまさにこれやな。

スキー場でもジンギスカン!
ゲレンデの下では一団がジンギスカンやって盛り上がってるではないか!スキー場でもジンギスカンか。ホンマ北海道民はどこでどんな時でもジンギスカンやるねんな。
夏と冬のレジャーを同時に楽しむとは・・・なんぼ暖かくなったからとはいえ、本州のスキー場では絶対に有り得ん光景。

自衛隊のキャンプ!?
振り返れば、もひとつ本州では有り得ん光景。なんと自衛隊の人たちが家族引き連れ、「○○戦車大隊」と旗を掲げてやっぱりジンギスカン。駐屯地の多い北海道ならでは。

のどかな表彰式
TAJ(日本テレマークスキー協会)公認レースとはいえ、のどかなで和気あいあいとした表彰式だ。

Y嬢は優勝!
Y嬢はなんと、ビギナークラス女子優勝!でも2位無し3位無し。要は出場者1名だったようです。ハイ。それでも完走できただけでも立派!次回は両脇に2位3位従えて表彰台に上がろうぜい!
ちなみにヒゲ氏は4位。惜しい!

試乗スキーがズラリ
一角には、新モデルの試乗スキーやブーツがずらりと並ぶ。

中でも人気は、トップクラスの選手たちが使っている「KEI-SKI」。今まで聞いたこともなかったけど、札幌でハンドメイドの少量生産をしているメーカーだという。
「切れるよ~」という話を聞いて試しに履いてみたら、うむむ!確かに相当スピード出して思い切り倒し込んでもスキーがぶれず、まさに切るように思い通りのラインをとれるじゃないか!これやったらスピード殺さんとターンが出来るな。みんな使うワケや。

でも値段聞いて納得。6ケタとな!レースで勝つ為にしか買えましぇ~ん。

場違いな車が・・・
スキー場には場違いなY嬢のカルディナ。どうせやったらこれ見よがしにスキーとカヌー両方キャリアに積んでみたら面白かったのに。

今度こそ今シーズン最後のスキー。満足でした!

さ~て、でも今回の行事はこれでは終わらん。この後にはカヌーが待っている。明日は尻別川の川下りなのだ!
その前に、今晩は北湯沢温泉で「温泉しゃぶしゃぶ」を堪能する。温泉しゃぶしゃぶとは如何に?

つづく!
海道を旅するならどの季節がいいのだろう?


私が聞かれたら6月~7月だと答える。新緑がまぶしく、花々が咲き乱れ、かつ観光客も少なくて快適だ。いろいろな意味で、本州とは違う北海道を手軽に満喫できる季節だろう。

だがもちろん、それ以外の時期でも魅力にあふれていると思う。

特に真冬だ。氷点下20℃や30℃なんて本州で体験できる場所は少ないだろうし、真っ白の景色だって捨て難い。運が良ければダイヤモンドダストやサンピラーなどの現象や、流氷も見られるのだから。
そして、クロカンスキーやスノーシューで野山を歩き、ワカサギ釣りをして、雪見の露天風呂にでも浸かれば、冬の北海道の虜になること間違いない。


しかしながら、北海道の冬の旅では、あることが旅行者を待ち構えている。



先日札幌に行った帰り。
時間があったので、ちょっと寄り道することにした。

そう言うたらなんべんも北海道来とんのに小樽の「ニシン御殿」って行ったことあれへんなあ。
どうせ帰り道やし、いっぺん行ってみるか。

小樽の海沿いの道路を走るけど、車の通りがえらく少ない。まあ冬やから当然として、何かいやな予感がする。ひょっとして・・・


そして私の前に立ちはだかったのは

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「ニシン御殿は冬期休館中です」という無情極まる看板と、窓に板が打ち付けられて無残な姿となった御殿だったのだ。


そう。冬の北海道に於いて旅行者の敵と言えるものが、
「冬期休館」「冬期閉鎖」「冬期通行止」∑( ̄皿 ̄;
だ。


前述の通り、氷点下20℃程度にもなる冬の気候は厳しい。雪だってかなり積もる。
なんぼええ季節やとはいえ、けっして万人向けではない。
この時期に北海道に来ようとする観光客は、何度も夏の北海道に来て飽き足らなくなった人か、怖い物見たさで極低温を体験したいという人か、あるいはオフシーズンツアーの安さに惹かれた北海道初心者の人たちといったところだろう。
よって、観光客の絶対数は少ない。

そうなれば、施設を開けておくだけで暖房代は半端でなくかかるわ、除雪にも手間と費用がかかるわ、その割に観光客は少ないから儲からんわで、そりゃ冬の間は閉めておきたくもなるだろう。
道路だって、夏は放っておいても問題ないけど、冬になると得てして交通量の少ない山間の道路ほど雪が積もって除雪にえらい金がかかるようになる。

何年か前に真冬の夕張に行った時、どうせ開いてないだろうと思って「石炭の歴史館」をガラス越しに覗いたら受付のおネエちゃんと目が合ってびっくりしたことがあった。「良かった~。開いとった」と、他に誰も観光客がいない中を貸し切り状態で見学したのだけれど、その後そういう言わばムダな運営をしてた夕張がどうなってしまったかは皆さん御存知の通り。

スキーやワカサギ釣りなど冬ならではのものを除き、「夏に1年分稼いで、冬は閉める」のが北海道の観光産業の合理的なやり方なのだ。
ほかにも大沼のカヌーツアーのように、湖が結氷して物理的に不可能になる場合だってある。

だから冬の北海道に来て、事前の情報収集をあまりせずに夏の感覚で観光しようとすると、現地に着いてヒサンな目に遭うことになる。



さて、まあニシン御殿は逃げやせん。また夏にでも来れるだろう。
なら、すぐ横にある小樽水族館に行くか。

15年ぶりだ。余談ながら当時のカノジョとの初デートがココで、珍しい「ペンギンショー」があったのだった。アシカショーのようにMCさんが「ペンギンのジャーンプ!」と叫ぶと、飼育員さんがジャンプ台に上がったペンギンのお尻を押して落としていて、「そらジャンプと違うて突き落としやがな-!」とツッコミを入れそうになったのを憶えている。

そして覗いてみると、

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ここも冬期休館かい!!
アシカらしき声は聞こえるし、飼育員さんが歩き回っているのも見えるけど、やはり接客経費はペイできんと言うことか・・・。


よっしゃ、ここもダメやったら最後の砦は小樽市博物館や。

鉄道ファン(けっしてマニアではない)の私にとって、なかなか貴重な北海道の国鉄時代の車両が展示されていて、しかも車内にも入れるここはちょっとした憧れでもあった。今まで行っていなかったのが不思議でもあるけど、丁度ええ機会だ。前の二つが開いていなかったので時間はたっぷり余っている。じっくりと見学させてもらおうではないか。

ここはちゃんと開館中だった。ホッとしながら入場券を買おうとすると「冬期入場料300円(通常400円)」と書いてあるじゃないか。

おっ!冬場は客が少ないから料金割り引いてようけ入ってもらおう言うワケか。なかなかのアイデアやないの。石炭の歴史館と違うてこっちはまあまあ見学客もおるようやから何とかなるんやな。
こら、冬場に来た甲斐があったわ。人の多い夏場よりゆっくり観れるし、最後にゃええことがあるもんや~。


しかし、料金が安い理由はしっかりとあったのだった。

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ブルーシートでなんも観られへんやんけ!!!

雪対策で、屋外に展示されてる車両はほとんどブルーシートにくるまれているのだ。もちろん車内にも入られへんし・・・。あ~、日本唯一の現金輸送車「マニ30」の中も観たかったな~。
もちろんこれは屋外展示だけで、屋内にある展示は全部観れたのだけど、思わぬ落とし穴だった。


「開館中」だからと言って油断は禁物。やっぱし、観光のベストシーズンはあくまでも夏のようだ。

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