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ょっと引っ張り過ぎという感のあるバイク修理記事だが、いよいよラストスパート。

実はとっくにバイクは完成しているのだけれど、いかんせん天気が6月からずっと激悪で、とても走りに行きたくなる気分ではなかったのだ。よってツーリングらしきものも未だに行けていない。もちろんツーリングレポートも書けない有様なので、これだけ修理記事を引っ張ったのだった。悪しからず。

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ピストンを取り付ける。見てみなはれ、この輝き!ピストンピンとサークリップをエンジンの中に落とさないように注意さえすればいい。シリンダーのガスケットも忘れずに。

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ピストンをシリンダーの中に押し込み、シリンダー本体を固定する。

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そしてシリンダーヘッドを乗せて固定する。エンジン周りの作業にはやはりトルクレンチが必要だ。これは矢印で現在トルクを示す簡易型だけれども、年がら年中必要なわけでもあるまいし、これで十分だ。だいいち安かったし。

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タペットシムを入れ、タペット本体をかぶせる。ちなみに4枚とも厚さが違う場合があるので、分解の時に外した場所をメモっておく。そうしないと、組み付けてクリアランスを測ったらバラバラになってしまっていて、再度分解しないといけない。

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バルブタイミングも、慎重に確認しながらマニュアル通りに合わせる。このチェーンを噛ませる歯車の場所が1コマでもずれてしまったら、エンジンが掛からないか、最悪はエンジンを壊してしまうのだ。

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ちゃんと調整できたら、カムシャフトを完全に固定する。シャフトホルダーも、トルクレンチを使って慎重に締める。

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その後に、冷却の為にお茶を注入・・・なワケはない。これはエンジン内部を洗浄する「フラッシングオイル」だ。ゴミなんかも入り込んでるかもしれんしね。専用のオイルもあるけど、灯油3:エンジンオイル1程度で混合すりゃ安く作れるものなので、これで十分。

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いよいよエンジンに封をする。ヘッドカバーを取り付け、エンジンハンガー(エンジンをフレームに固定している金具)、オイルクーラーホースを取り付ける。最終工程だけに慎重に。ここでネジを折ったり、ネジ山を潰したりしたら泣くに泣けん。

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キャブレターも元通りに。

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エキゾ-ストパイプ(排気管)を取り付ける。今度外す時また苦労することがないように、高温に強いモリブデングリスをたっぷりネジ穴とボルトに塗り、そして組み付ける。

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運命のエンジン始動!

エンジンは今までと全く変わりなく、すぐに掛かった。やれやれ。

しばらくアイドリングして異常がないのを確かめてからフラッシングオイルを抜き取り、オイルフィルターを新品に交換して新しいエンジンオイルを入れる。

そして試運転。大沼湖畔道路を一周するけど、特に今までと変わりないかな。まあ慣らし走行しながら様子を見ることとしましょうか。


よっしゃ、やっと完成や!
後は天気が良うなってくれたらなあ・・・。そんなん言うてる間にねぶた祭りが始まってしまうで。週末からのねぶた祭り行きが修理後初のツーリングとなるか!?
乞うご期待!!
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会暮らし田舎暮らし

そして南国暮らし雪国暮らし

この中で、もっとも「モノ」を必要とするのはどの組み合わせだろう?


都会には「モノ」が溢れているというが、その中で「必要な物」となると一体どのくらいあるだろうか。ブランド品など無くても生活は出来る。車だって無くてもさして支障はない。溢れているモノの大部分は身の回りを装飾する為か、生活をより快適にする為の物に過ぎない。それが都会の生活だ。

南国は気候が温暖だから「防寒」「耐雪」と名前が付く物は一切必要ない。真冬でさえフリースの一枚でも羽織っていれば快適だ。季節ごとの特別な意識は大してなく、必需品もない。それが南国の生活だ。


しかし大沼は田舎で、しかも雪国だ。
都会や南国と違って、生活に必要な物はかなり多い。
最も「モノ」を必要とする組み合わせだろう。

家には強力な煙突(またはFF)ストーブ、窓には寒さや結露を防ぐ二重サッシやプチプチシート、水抜き装置、雪かき道具(広い敷地ならエンジン付き除雪機)、人間には防寒着、長靴、そして荷物の積載能力に優れ、できれば4WDの車が1台以上(当然ながらスタッドレスタイヤも)・・・。これら全て、無ければ生活が成り立たない大事なモノだ。

このブログでも、冬の必需品として「除雪戦隊・ハネルンジャー」にご登場頂いたが、夏の必需品としてはこれに登場して貰おう。

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エンジン付き刈払機(かりばらいき)だ。


春から初夏になると、ある程度の広さの敷地を持っているここらの家々は凄まじいまでの雑草の生長(「成長」ではありませんぜ)に圧倒されることになる。

春になって庭のあちこちからひょっこり芽を出したかと思うと、まさに「ニョキニョキ!!」と音を立てんばかりに伸びてきて、あっという間に腰ぐらいの高さになってしまうのだ。こうなると最早、草刈り鎌なんぞは役に立たん。庭全体を刈ろうとしたら日が暮れて翌朝になってしまう。

そこで、コレの登場だ。今までは知り合いに頼んでいたのだけれどええ加減自立せにゃいかんということで、ついに買ってしまった。ちなみにホーマック(北海道や東北にあるホームセンター)で26800円。まあ、今後何十年もお世話になるだろうしこの位の出費はよしとしよう。

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早速家の周りを刈り込む私。
混合ガソリンを入れ、始動用の紐を引っ張ると、スクーターを情けなくしたような「ベベベーッ」という音とともにエンジン始動。アクセルをふかすと先端の刃が回転するので、それで居並ぶ雑草どもを根元からなぎ倒してゆくのだ。なんとも気持ちいい。ええストレス解消になるかも。ただ、時々雑草の切れっ端が自分の方に、たまには顔にも飛んでくるので、服は作業用のツナギ、顔は防護用メガネで武装しておこう。

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庭には折角畑を作ったのに、雑草どもが侵食しつつあるではないか。待っとれや~。もうちょっとで救い出したるよってに。

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ふと空を見上げたら、あ、そー言うたら今日は(この日は22日です)部分日食の日やったがな。急いでカメラを取りに戻って、音楽CD二枚重ね(で見えるんでっせ!)で撮ろうとするけど、結構な曇り空でそのまんまでも見えるじゃないか。

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1時間もすればここまですっきり。ちと撮ったアングル悪うてよう違いが分かりにくいでんな。失礼。

最初のうちは特に何も考えずに振り回していたけど、どうも要領が分からん。刈った屑は四方八方に散らばるし、刈る長さも一定せんでトラ刈りみたいになってしまう。すると横で見ていた知り合いが見かねてコツを教えてくれた。やはり、ちょっとしたヒントでかなり楽になるな。

ただ、こうやって綺麗にしても、1ヶ月も経てばもう雑草どもは復活してきて元通りの草ボーボーになってしまいやがるので、ひと夏に3~4回は刈らねばならないのだ。

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庭では嫁はんがチェンソー片手にツツジの剪定中。チェンソー扱えるとは逞しくなったもんや。元々体格だけは逞しいけど。

そうや。チェンソーもここでは必需品かもしれん。薪ストーブ持ってる家では薪を割る作業に欠かせんし、そうでなくても伸びてきた枝を切るのに必要だ。
そう考えだしたら、刈った屑を持ち上げるフォーク、それを運ぶネコ(手押し一輪車)も必需品だな。畑やるには鍬なんかも必要だし、それらの整備や工作に電動ドライバーやインパクトドライバーも要るし・・・。


なんとまあ、「モノ」の溢れる都会から逃げてきたつもりが、結構「モノ」に囲まれてしまってるようだ。
だって、コレ全部ホンマに必要で、無うては困るんですから。
-  苦しいこともあるだろう
    云い度いこともあるだろう
    不満なこともあるだろう
    腹の立つこともあるだろう
    泣き度いこともあるだろう
    これらをじっとこらえてゆくのが 男の修行である   -        
                                        山本五十六 「男の修行」 より


っとこらえてボルト折れという障害に立ち向かい、とにもかくにも何とか克服できた。


そして、今度こそ本当に分解だ。
まずは、カムシャフト一式を外すと、
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タペットが現れるので、これも全部外す。このタペットの裏には、クリアランスを調節する「タペットシム」が入っている。直径7ミリの小さな円盤だ。落とさないように慎重に。

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外したカムシャフトやタペットはエンジン内部の重要部品で、汚れやホコリでも付いたら厄介だ。綺麗に洗ったバットに入れておく。さしずめVIP待遇といったところか。

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シリンダーヘッドの固定ボルトも相当きつく締まっているたので、これもラチェットレンチ+鉄パイプで何とか緩める。ここのボルトも折ってしまったらヒサンである。

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シリンダーヘッドが外れた。これは燃焼室側。さすが長いこと乗ってるだけあってススが溜まっとるなー。手前はガスケット。

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ヘッドが外れたシリンダー本体。真ん中に見えているのがピストン。こちらも真っ黒。カムを動かすカムチェーンはエンジンの中に落としてしまったら取り出すのに難儀するので、針金に引っかけて吊り上げておく。

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シリンダー本体も外す。この後ピストンのシャフトも抜いてピストンを取り外す。
いわゆる「腰上」の分解はここまで。

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買った時の最高燃費はリッター34kmだったけど、それが11万km走ってもリッター32kmだから大したもんだ。シリンダー内部も至って綺麗だし、寸法を測ってみてもほとんど摩耗していない。

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しかしピストンはススやスラッジで真っ黒。ピストンリングの寸法はまだ使用限度には遠いけど、折角なので新品に交換する。

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残っていたガスケットの切れ端をスクレーパーでこそぎ取り、研磨をかける。これをちゃんとやっておかないと、新しいガスケットを組み付けた時に隙間が出来て、オイルや圧縮が漏れたりする。

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ピストンも徹底的に研磨をかけたら、見てみぃ!この輝き!これだけで調子が良くなるように思えてしまう。

これでいよいよ最終章、組み付け編につづく!
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こ大沼に移住してきてから、早くも3年が過ぎた。


私が生まれ育ったのは大阪・天王寺という、大都会の下町だ。ただでさえ大阪ときたら特殊な地域性なのかテレビ番組などで何回も取り上げられている場所だから、それが当たり前だと思っていた自分にとって未知の土地での生活は驚きの連続だった。

今までに仕事で住んだ東京や埼玉、水産工場や製糖工場での住み込みバイトで長期滞在した道東や沖縄でも、凄まじいまでのギャップに最初のうちは苦労したこともあったのだ。

大阪人やと聞くと「何か面白いこと言ってよ」そのくせ言うても笑いよらんし、会話でボケてもスルーされるか真に受けられるかでツッコミが返ってこんし、値切りは露骨にイヤがられるし、電車の中はえらい静かやし、横断歩道の赤信号では誰も渡らんし、土曜日昼に吉本新喜劇の放送やってへんし、漫才とかおもろいお笑い番組もないし・・・やしきたかじんと宮根誠司が見れるんは救いやけど・・・。


ま、ともあれ好きでやってきた土地だし、3年も住めばここの地域性もある程度見えてきたと思う。

しかし、この3年の間ずっと気になっていたことがあった。

七夕になると、
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短冊。これはいい。大阪でも見かけるが、

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何!?お菓子を持って行けとな?誰に向かって言うとんのやろ?

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そして夕方になると何やら袋片手に町中を闊歩する嬉しそうな子供たち。お母さんたちも後をついてきている。

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その子供たちは、家やお店を訪問してはお菓子をもらっているじゃないか!袋の中身は、いろんな家でもらってきたお菓子だったのだ。

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今までは仕事の都合で詳しくは見ることができなかったのだけれど、今回は時間があったし近所のお母さん方にも知り合いができたので、追跡させてもらうことにした。

これは7月7日、七夕の日に函館や道南地方で見られる独特の風習なのだという。

大沼の七夕


この日は昼からそわそわしていただろう小学生以下の子供たちは、夕方の5時になるとお母さんを引き連れて(小学校高学年は子供だけでいいらしい)小さい男の子はじんべを羽織り、女の子は浴衣を着て町に繰り出すのだ。

そして目をつけておいた家やお店に入り、みんなで「竹に短冊 七夕祭り 大いに祝おう ろうそく一本ちょうだいな」と合唱する。

すると、そこの人がこの時のために用意しておいたお菓子を子供たちにプレゼントするのだ。なんとまあ、面白い行事じゃないか。

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こちらは高学年の子供たち。やや恥ずかしくなってくる年頃だろうし、中には声変わりにさしかかっているのもいて、図太い声で合唱されるのはちとビミョー・・・。でもお菓子をもらったらみんな笑顔。

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ほかの部隊とも合流。さあ、次はどこの家に行こうか?
実は学校などとの取り決めで、訪問は5時から7時までの2時間だけ許されているとのこと。その2時間の間にどれだけのお菓子をゲットできるか、子供もお母さんたちも結構考えている。

そのお母さんたちも子供の頃はこれが楽しみだったらしい。昔はもっと遅くまで出歩いても良かったらしいから、提灯や手製の灯りをぶら下げて家々をまわったこともあるそうだ。

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順番待ちで大渋滞中。
ちなみに昔のことを調べてみたら、こんな風習は北海道各地に残っているらしいけど、道南以外の場所ではこれを8月7日にやるんだそうな。

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病院にももちろん訪問する。玄関先には、ちゃんとお菓子の入った段ボール箱が用意されていた。
七夕が近づくと、スーパーや商店ではお菓子が何十個も入った卸し用の業務用パックがそのまま売り出される。函館市内の大きなお店とかになると、相当な量を用意しておかないと子供たちが何百人も押し寄せてきてエラいことになるらしい。

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ちなみに、「大いに祝おう」の部分は「多いはイヤよ」という説もあるそうな。どういう意味やろ?
で、「ろうそく一本ちょうだいな」で、昔はホンマにロウソクをもらっていたらしいけど、今この子らにロウソクだけあげたらどんな反応をするだろう?

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ここは大沼の老舗だんご屋さん。子供たちはお菓子よりも「だんごちょ~だい~」
そら贅沢すぎるがな~。さすがにコレはあげられない。

みんなかなり袋がパンパンに膨らんできた。「1年分ぐらいもらったんとちゃいますか?」とお母さんに聞いてみたら「そんなの、すぐになくなりますよ。親も食べるしね~」。

こんな地域の風習は、末永く残って欲しいと改めて思うのであった。
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