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空や!

朝起きると、窓の外には日が差していた。
反射的に東側の窓に走り、スキー場を見る。

てっぺんまで綺麗に晴れとるがな!しかも上の方は木々も白く化粧している。

しもた!夕べ確定申告の帳簿チェックが大詰めで結構夜更かししてしまったのだ。
おかげで現在時刻は午前10時。しかも準備は何もしていないではないか!

昨日雪もかなり降ったし、今日は仕事も入っていなかったというのに、天気予報を気にしていなかった。

もう1回、しもた!と舌打ちするが、とにかく大急ぎで荷物をかき集め、行動食もとにかくカロリーメイト、そしてチョコレートと魔法瓶に熱々のココアという似たような取り合わせで、とにかくザックに放り込む。


そして車にスキーその他を積み込んで15分。7eスキー場へ。


日曜日だけあって結構混んでいる。ま、なんぼ混んでようが、これから私が行くのはリフトの終点から更に上にある横津岳山頂で、下界の混雑とは無縁の筈である。

事務所で入山届を出し、10分並んで(混んでる言うてもこんな程度)ゴンドラに乗る。

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クワッドリフトに乗り換え、頂上へ着いた。
お!日曜日やっちゅうのに、踏み跡はスノーシューとスキー1人ずつしかないがな。快晴やっちゅうのに勿体ないな-。

ただ、山奥からはスノーモービルの音が結構聞こえる。横津岳周辺はバックカントリースキーやスノーシューと同様、函館周辺のスノーモービル愛好者にとっては絶好のフィールドでもあるのだ。
まあ、こちらが滑りを楽しむような急斜面には入ってこないので、大して害はない。ただ、あの2サイクルエンジンの荒くれた爆音は何とかして欲しいが。バイクみたいに4サイクルが主流にならんもんかいな。

シールを装着し、登り始める。

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いつもパウダーを楽しむ斜面に着く。今日も駒ヶ岳から噴火湾までよう見えとるわい。

下の方の平地はかなりモービルに荒らされてるけど、この気持ちのいい斜面はほぼ無傷で、先客のスキーヤーの滑った跡だけがある。

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樹氷の中を登り始めて1時間半。頂上がすぐそこに見えてきた。
ちなみに左側のレーダードームみたいなのが頂上だ。あと30分も歩けば着けるだろう。

滑る斜面にモービルの踏み跡があったらゲンナリするけど、登りでは有難い。これを辿っていったら新雪をラッセルして進むより遙かに楽ちんなのだから。

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ニセピークの鉄塔まで、もうちょっとや!
この辺は普段は強風にさらされているので、雪面はカチカチのシュカブラ(ウインドクラストとも言う。軽い雪が飛ばされ、強風で圧雪された面が波打っている)だ。とても楽しめる斜面ではない。

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頂上ではないけど、ええ眺めやのう!
ひとまず氷のオブジェと化した鉄塔の下で小休止。

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さらにガリガリの斜面を少し登ると、これがホンマの頂上。
おー。大沼に通い始めて16年くらい。冬にここまで来たのは初めてだ。上の写真のモービル踏み跡あたりまでは来たことがあるのだけれど、何人かで来る時は滑りの楽しめそうにないシュカブラだらけの頂上までは行かないのだから。

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頂上から函館方面を見る。

と、急に雲が立ちこめて、雪まで降ってきたではないか!

う~ん、晴れてりゃかなり綺麗な景色が見える筈なんやけどなぁ・・・。

ちなみに、私はかなりの雨男なのである。
こういうふうに、途中まで晴れとったのにええ景色の頂上で天気が悪くなったことなど数知れず。しかし冬なのだからなんぼ雨男でも雨は降らんやろうと思いきや、お天道様は雨雲の代わりに雪雲を送り込んで来るではないか。
そこまで意地にならんでもええがな・・・。

ちなみにレーダードームの周りには雪壁と化した柵があって風を防げるし、建物の入口部分は引っ込んでいて、三方向が囲まれた上に屋根もある。今は雪が降っているだけで風はないけど、天気が悪くなってもここに逃げ込めるじゃないか。

これはいい。今度はテントを持って来て、ここで函館の裏夜景見ながら雪中キャンプでもするべ。

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それにしても、雪で途中の鉄塔もあんまし見えへんがな!

「天は我々を見放した!」とまではいかんけど、せっかく下りを楽しみにしとったのにこの視界では楽しみ半減や!恨めしや~。

神さん!旭岳といい、さてはオレの善良なる日頃の行いをちゃんと見ててくれてへんな-?
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キー場とは、言うまでもなく整備されたゲレンデを滑る所である。

スキー場以外の場所を滑るのは「山スキー」や「バックカントリースキー」と呼ばれるが、最近ではニセコなどのようにゲレンデ外(「バックカントリー」や「オフピステ」と呼ぶ)を解放して、圧雪整備されていない自然そのまんまの雪を堪能できるスキー場も増えてきた。

もちろん建前上はあくまでも「ゲレンデ外」なので、スキー場としては「ウチの庭とちゃうから一切責任持てへんよ!」となる。雪崩が起こることもあるし、もし怪我などしても救助費用はキッチリと請求される。山スキーと同じく自己責任で滑る必要があるが、山スキーのようなハイクアップ(登り)をする必要無しで堪能できるのだから、これは気軽にパウダーを堪能したい人にはもってこいだ。

ただ、そんなニセコなどでも、ゲレンデ外に出て滑る人はスキー場にいるスキーヤー、ボーダー全体から見ればほんの僅かで、大半の人はゲレンデ内を滑っている。それに、上級者向きから初心者向きまで様々なコースがあって、誰でも楽しめるようになっているのだ。


今回行った「大雪山 旭岳ロープウェイ」は、そんなスキー場とも全く違っていた。


旭川や富良野から、車で1時間~1時間半。その名の通り大雪山の麓から西斜面を旭岳の中腹まで結んでいるロープウェイがある。「ロープウェイ」と名が付いていて夏は旭岳の観光客や登山客で溢れるが、冬はコースもあるれっきとしたスキー場になるのだ。

このスキー場、ウェブページやいろんなスキー場情報では「すばらしい環境だが初心者コースが無い」くらいにしか紹介されていないが、実際に行ってみたらかなりぶっ飛んだ。

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着いたのは10時半頃。すでに駐車場はかなり埋まっている。でも台数にしたら100台ちょっとしかないじゃないか。
まあ、かなり愛好者が限定されているのかも知れぬ。

建物の中の乗り場で、今日は天気もイマイチだし4時間券を買う。2800円也。

乗り場周りにはスキーヤーやボーダーがたむろしているけど、ここが普通のスキー場ではないのがそのただならぬ雰囲気から読み取れる。

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それというのも「普通のスキーヤーやボーダー」がいないのだ。
スキーヤーはほぼ全員、幅15センチはありそうなパウダー専用の極太板で武装していたり、あるいは小型ザックを背負っている山スキーヤーだったりするし、ボーダーもパウダー専用ボード、スプリットボード(ハイクアップ時にはスキーになる、左右に分割できるボード)を持ち、あるいはスノーシューを担いだりボーダーなのにストックを構えていたりするなど、ゲレンデでは見られない数々の装備とその気合いの入り方に圧倒される。

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終点はやや天気が悪くてホワイトアウト気味。晴れとったら旭岳頂上も見えるし、下界の風景もさぞかし最高やろうに。
少し登った所からスタートする。

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みんなコースを滑るのは最初だけで、すぐに思い思いの斜面に入ってゆく。とりあえずはそのコースを流してみるけど、全体に狭い上に変化も少なく、しかも場所によってはゲレンデでは有り得ないほどの登り(スケーティングでも登れない)のあって、とても楽しめるもんじゃない。
このスキー場でははっきり言って、コースはパウダーへのアプローチの為だけに存在しているのだろう。

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それでも、ロープウェイの降り場にゃこんな看板がある。思わず誰もコースなんぞ滑ってへんやないか!とツッコミを入れそうになるがな。まあ、何かあった時の「自己責任」を強調するためだろうけど「ニセコルール」みたいにもうちょっとやんわり書いてもええんちゃう?

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滑りやすそうな斜面は下の方から荒らされてきている。そこで、山スキー軍団やスノーシューを持ったボード軍団は、誰も踏んでない斜面を求めて更に上へとハイクアップする。

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遊び好きな連中がエアーを決めているのは、もちろん人工のキッカーなどではなく雪庇!
でもこんなフカフカの斜面やったら、着地に失敗しても大した怪我はなさそう。まあ、この通りの急斜面なので見ている私からすればクレイジー以外の何もんでもないけど。

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こちらも負けじとテレマークの利点を生かしてハイクアップ。

残念ながらかなり上の方でも踏み跡がいっぱいあったけど、いざ滑り始めたらニセコに勝るとも劣らない底なしパウダー!今までに経験したことないほど深すぎて、スキーが操れんじゃないか!いや~、まだまだ最盛期のニセコにでも通って練習せんといかんな~。

しかし、こんなとこに毎週通えたら、そらパウダー専用の板が欲しくもなるわな。

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今回は連休(もどき)の日曜日で雪は結構荒らされて、しかも天気も悪かった。やや不完全燃焼やな。

次回は絶対、大雪が降った直後で、晴れて、しかも人の少ない平日に来るで~!

さあ、んな日は年間何日あることやら。
後は私の日頃の行いを神さんがちゃんと見ててくれてるか次第やな。
想通り、嫁はんの実家では仕事や行事に追われた。

パソコン3台、いろんな家電、はては水道の蛇口までもが「婿殿」の帰りを待ちわびていて、修理やら設定やら調整やらに奔走することになってしまったのだから。

ほかにも、久し振りの帰省なので会っておきたい人は結構いたし、墓参りもあったしで、気が付いたら観光出来る日は1日しかなくなってしまったではないか。


さて、どうするか。前回来た時に近辺のJRを乗りまくったので、今回はドライブにしよう。
嫁はんが「磯庭園に久し振りに行きたい」と言う。

この「磯庭園」とは鹿児島市の郊外にある、薩摩藩主島津氏の別邸跡とその庭園「仙巌園」のことだ。
詳しい内容についてはググってみて欲しい。

家の車で途中いくつかの用事を済ませながら、海岸沿いを鹿児島に向けて走る。

阿久根から串木野あたりまでの道は海岸沿いで、甑島を遠くに望みながらのドライブはすこぶる気持ちがいい。

九州新幹線が開通する前はJRの特急「つばめ」もこの海岸に沿って走っていたのだけど、今は第三セクターの「肥薩おれんじ鉄道」になって、ディーゼルカーが1両か2両でのんびり走っている。

この車窓風景が「つばめ」から見れなくなったのはとても残念だ。あのシックで雰囲気抜群の車内からこの風景を見るのはとんでもなく贅沢に思えたものだったのだから。
今の「九州新幹線つばめ」も内装の出来は凄いけど、残念ながら車窓はトンネルばっかりで、乗る楽しみでは遠く及ばない。もっとも、新幹線が最短ルートをトンネルでぶち抜いてくれたお陰で、鹿児島から出水まで以前1時間20分もかかっていたのが25分にまで短縮されたのだから、その存在意義は認めなければならないだろう。

さて、川内あたりからは内陸に入って交通量も急に増えるので、高速道路で鹿児島までワープする。
やっとのことで混む市内を抜けると、

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おぉ!桜島は今回もよう見えとるがな!

この威容。我が大沼の駒ヶ岳といい、やっぱしシンボルの存在は大事やなあと思う。

まあ、桜島の場合は今も周辺に火山灰を撒き散らしている立派な活火山なので、鹿児島市民にとっては心の拠り所であると同時に、常に噴火状況や風向きに注意を払わなければならない厄介なシンボルでもある。
テレビなどの天気予報でも必ず、桜島上空の風向情報が流されるのだから。

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そして磯庭園。庭園の造りもさることながら、この見事な借景!

右端に写ってる御殿(本邸跡)の内部見学をすると、途中で縁側に出る。すると松の大木と広がる庭園の向こうにこの景色。桜島を築山に、鹿児島湾を池に見立てたらしいけど、そんな予備知識なんぞ無くてもこの眺めはすごい。天気が晴れてたらさぞかし絶景やろう。
こんな縁側で、お茶でもすすりながらボケーとしてみたいけど、残念ながら説明付きの見学コースなので立ち止まることは許されぬ。

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山側を見る。御殿内部や尚古集成館も凝った意匠で凄いけど、やっぱしここはあの借景に尽きると思う。
ちなみにこの庭園全体でNHK朝ドラ「篤姫」のロケも行われたそうな。その時の様子を記した看板があっちこっちに建っていて、う~ん、ロケ地となった場所は日本全国どこでもこうなってしまうんやなー。

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ひとしきり園内を歩いた後に、小休止。
食べるのは鹿児島名物の両棒餅(じゃんぼもち)と白くま。両方ともそんな肩肘張らんで食べれる名物なのが嬉しい。見た目も味も「変型みたらしだんご」と「フルーツたっぷりかき氷ミルク」と言ったところだけど、やっぱし桜島を錦江湾を見ながらというのがよろし。


ちょっとした観光ドライブだったけど、ま、これはこれで満足!

来年はあらかじめ、観光の時間を最初からキープしておこうと思ったのであった。
2010.02.05 氷の世界
2月4日、深夜1時。

昼間は寒かった。
何しろ仕事から帰ってくる夕方には既に、車の外気温計は-15℃を指していたのだから。


ここ大沼は北海道の南側、いわゆる道南地方に位置する。
北海道の中では一番温暖で雪も少ない地域だ。

ここに移住して早や4年。もう冬も4回目になるけど、雪や寒さで苦労したことはなかった。もっとも、今住んでる家は築50年の半古民家で、断熱材のたっぷり入った今の家々と比べるとひどく寒いのだけれど、まあ生活空間を極力まで圧縮して小さく暮らせば大して苦にもならず、ストーブの灯油だってそんなに食うこともない。雪だって、朝起きたら30センチくらい積もってたのが最高で、それもひと冬につき1回くらいだった。

一時期移住を考えたニセコや富良野に比べれば、何と楽なことよ。


ところが、今年の冬は違う。

今までのはただのリハーサルでで、ついに本番、もとい本来の姿であろう冬がやって来たようだ。
既に水道は4回も凍り30センチの降雪だって3回もあった。屋根から落ちた雪は窓を覆わんばかりの高さまで達してるし、道路脇に積み上げられた雪も明らかに今までより多い。最高気温は「真冬日」の氷点下どころか、-5℃にすら達しない日も何日あっただろう。

しかもこんな時に限って嫁はんは仕事の研修で海外に出かけていて、来月まで帰ってこないではないか。だから、仕事に出る時は凍結防止のため家中の水抜き(寒冷地ではどの家にもある「水抜栓」を操作すると、止水と同時に、水道管に残っている水を地中深くに排出する)をして、ストーブのタイマーをセットするという余計な仕事が増えてしまう。


さて、昼間も車の外気温計では最高が-8℃だった。それが帰る時は-15℃。深夜1時の今はどのくらいまで下がっているだろうか?

玄関を開けて、外の温度計を見てみると、
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-21℃!!

ついにこの日が来たか!苦節(?)4年!待ちに待ったる-20℃超えや!!

学生の頃、本当の寒さを経験したくて2月の北海道の無人駅で寝る(もちろんシュラフなどは重装備で)という酔狂なことをやり、その朝に-27℃になってダイヤモンドダストを見ながら大はしゃぎしたことはあったけど、今回もテンションが上がる。

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玄関のガラスやサッシには霜がびっしりついている。これはもちろん温度差による結露がそのまんま凍り付いてしまったことによる。透明で平面のガラスだと、シダの葉のような模様が出来ることもある。

サッシをつかむと、指が貼り付く。危ない危ない。霜のついてる部分をつかんだり、濡れた手で触ったりしようもんならその水分が即座に凍って指が取れなくなってしまう。サッシ以外にも冷えた金属を触る時には要注意だ。

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家の端にあるトイレは、なんと-11℃。便器に溜まってる水ももちろん氷が張っていて、ションベンするとやっと氷に穴が開くという具合。
水抜きはしておいたから問題ないけど、これ以上寒さがひどくなるようなら、タンクや便器に不凍液を入れる必要があるかもしれない。もし出張や遊びで1日以上家を空けたら確実に便器の底まで凍って、最悪は便器が割れてしまう。
そうなったら被害は甚大だ。

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喜び勇んでカメラを持ち出し、我が家の夜景を収めてみる。
キーンと冷えて、まさに「シバれる」空気。こんな夜はもちろん放射冷却の条件でもある「晴天無風」。お月さんも星もはっきり見えている。

これよこれ。この空気感よ。これぞ北海道暮らしの醍醐味。


ま、滅多にないので「醍醐味」などと喜んでもいられるけど、これが何日も続いたらさぞかし嫌になるだろう。
何しろ、これだけ冷えると翌朝はさまざまな現象に見舞われるのだから。


その予想通り、翌朝は大変だった。

水抜きはしておいたのだが、いざ水通しをしようとしても水道の蛇口が全部凍り付いて回らないのだ。

トイレも、ションベン程度では穴が開かない深さまで凍っている

もしやと思って夕べからヤカンをストーブにかけておいたので、そのお湯で融かして事なきを得た。お湯がなかったら、元になる水が出ないのだからドライヤーやストーブで根気よく暖めるしか方法がなくなるのだ。

台所の水切りに置いてあった食器も凍り付いて外れないし、歯磨き粉はシャーベットと化してるし、やっぱし-20℃アンダーは凄い。

良かった-。こんなことが年間何日かしかない大沼で。酷寒地で有名な幌加内や陸別などでは、恐らく日常茶飯事なのだろう。

ホンマ油断ならんわ・・・。北海道の冬の生活は道具だけでなく、知恵もかなり必要とされるようだ。
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