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日の昼、テレビで健さんこと高倉健の特集をやっていた。
中国を主な舞台にした映画「単騎、千里を走る。」の封切りを期に、健さんの俳優人生を振り返ってみようという特集だ。思わず録画してしまった。

ちなみに私も健さんの出る映画は大好きだ。「新幹線大爆破」や「八甲田山」も良かったけど、特に山田洋次監督作品や、「駅・STATION」「冬の華」など降旗康男監督の作品はいいと思う。で、それらの主な舞台になっているのは、愛してやまない北海道なのだから。

道東の荒野の間をバイクで走っていると、ローカル線に乗って無人駅に降り立つと、雪の降りしきる田舎の町で赤提灯を目にすると、家に帰って北海道を舞台にした映画を見ると、やはり思い浮かぶのは健さんのワンシーンだ。
ちなみに一番好きな映画は、と言うと・・・迷うけど、やはりこれを選びたい。

遙かなる山の呼び声

山田洋次監督では「幸福の黄色いハンカチ」よりこっちが好きだ。

妻を自殺に追いやった借金取りを殺した男が、道東の牧場に逃げてきて働き始めるストーリーだけど、この健さん演じる、どこか影のある男がたまらなくシブい。

牧場を切り盛りしている、夫を亡くした倍賞千恵子、その息子役の吉岡秀隆(当時まだ9歳の子役!)、と心を通わせてゆく課程も心が温まる。地元のチンピラ(ハナ肇)がケンカを売ってきたりするが、健さんにドツかれてみればこれまた憎めないキャラだったりして、「人情」という忘れかけていた、ちょっとクサい言葉が浮かんでくる。

そして何と言っても忘れられないのが終盤、健さんが遂にやってきたパトカーに向かって歩いてゆくシーン。去ってゆく健さんの背中が泣いている。そして健さんと別れの握手をした吉岡秀隆が、倍賞千恵子に向かって「ねえ!おじちゃんどこ行くの!?」と泣きながら聞くのだった。

涙のダブルパンチ。安っぽい別れの映画などにゃ泣かん私だが、これにはKOされた!今これを書いているだけで泣けそうだ。

あとラストに、列車で網走に護送される健さんの隣に座ったハナ肇が、倍賞千恵子に向かって「旦那さんが帰ってくるのを待ってるんだってなぁ」と笑って話しかけながらもこらえきれず泣いてしまうシーンも良かった。


この映画は、間違いなく泣けて、普段のドライな人間関係でなくしてしまった物を思い出させてくれると思う。考えてみればクサい映画だけど、その術中にハマっていくのも心地いい。

また、舞台になっている道東(中標津のあたり)の風景や、広大な畑、牧場、ぽつんと風景の中に佇むローカル線の駅(今はなき標津線上武佐駅)など、背景もキャストを盛り上げていた。倍賞千恵子も吉岡秀隆も、そしてもちろん健さんも、やっぱり北海道が似合うと思う。

今回の「単騎、千里を走る。」も北海道舞台ではないけど、是非とも観に行きたい。
あ~、健さんみたいな49歳(この映画の時の健さん)~75歳(現在)になれたらなぁ~。
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