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年も、夏がやってきた。

大沼に住んで良かったことのひとつに、ねぶた祭りが近くなったということがある。
考えてみりゃ、初めて参加したのは95年。ほとんど毎年通い続けて、しかも移り住んだ場所が意図したわけではないにせよ至近距離にある函館だったわけで、何となく因縁を感じずにはいられない。

今年も毎年ここで会う仲間たちと、何日かを過ごすことになる。昼間は寝場所である特設キャンプ場でこの一年の話に盛り上がり、したたかに呑んだ。そして夕方、跳人の衣装に着替えて、会場に向かう。

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8月2日、午後7時。始まりを告げる花火の音とともに、街中に響き渡る囃子の音、「ラッセーラー!ラッセーラー!」のかけ声。いつもこの瞬間は武者震いがする。

始まり前から雨がぱらついてテンションも下降気味だったけど、跳ね始めれば何のその。まるで浴衣を濡らす水滴をも蒸発させんばかりの熱気だ。

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マスタツ氏もずぶ濡れで、しかし掛け声を力強く出し続けている。彼は函館から東京へ転勤になった。私の逆パターンで、ねぶたが遠くなってしまったけど、仲間と呑める機会が増えたのはいいことかもしれない。東京では、地方ねぶたもたくさん開催されることだし。

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輪の真ん中でトランス状態?のダダ氏。この日のために家族も連れて東京からやってくる。完全燃焼せずして夏はやってこないし、終わらない。

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チイちゃんも叫ぶ、叫ぶ。ラッセーラー!を叫ぶ。
彼女は東京在住、でも生まれはここ青森市。東京で見せる普段の姿とは違う、体の中に潜んでいたねぶたの血がほとばしるのを見た。

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3日、何とか雨だけは降るなよとみんなが祈っているだろう中、スタートだ。今日もほとんどの山車には雨除けのビニールがかけられている。

東京都民でありながら、夫婦でねぶたに入れ込んでいるタカ夫妻。今日は「私たちのねぶた」に囃子として揃って参加だ。なかなか羨ましくもある。

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今日は天気が持ってくれると思いきや、祭りが始まった途端に雨が降り出してきた。そして昨日と違って強くなる一方!みんなも半ばヤケで、異常とも言えるテンションに。

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タカ夫妻は、今度は並んで太鼓に参戦していた。

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4日の昼になって、ねぶたが保管されている「ラッセランド」に行ってみた。
ゆうべの雨と突風のひどさを物語るように、どこの山車も至る所で紙が破れ、色がにじみ落ちているじゃないか。その中、ねぶた師やそのお弟子さんらが修理に奔走していた。この後ろ姿は巨匠・北村隆氏。

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「に組・東芝」の山車もかなり損傷が激しかったらしく、かなりの部分が新しい紙に張り替えられて、色を塗られている最中だった。ここの山車はいつもひときわ凝った作りになっているだけに、修理も大変だろう。

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ねぶたの冊子にも大きく取り上げられていた、「日立」の囃子。山車を作ったねぶた師と綿密に打ち合わせをして、山車のイメージに合わせた囃子を作り上げてゆくという。そのせいかどうかは分からないが、確かに重厚で、太鼓の響きもほかの団体とは明らかに違うように感じた。また、この衣装と、掲げられている「のぼり」が非常にカッコいい。

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回転する「に組・東芝」のねぶた。賞をとることは少ないのだけれど、いつもほかの山車とはひと味違う「おどろおどろしい」山車が登場してきて、私はとても好きだ。中の人間と視線が合うと怖くすら感じる山車は、ここ以外にはない。

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跳ね終わったあとの楽しみは、ベイブリッジに上って、ラッセランドに回送されてゆくねぶたを眺めることだ。ゆっくりとした「戻り」の囃子とともに、山車も一仕事終えたようなほっとした様子で帰ってゆく。

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ベイブリッジをくぐる時、道路からでは見られない山車の真上部分が見える。山車がどんな構造になっているのかが分かって面白いし、外側から見えないような部分でもしっかりと作り込まれているのには感心するばかりだ。あらためて、ねぶた師のすごさを思う。

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最終日、7日の昼跳ねはなぜか天気がいい年が多い。おかげでカンカン照りの中を大汗かいて跳ねなければならないのだけれど、祭りの最後は晴天で締めくくってほしいとも思う。

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今年も、暑いせいでみんなテンションが高い。

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夜の海上運行は、やっぱり外せないと思う。花火とねぶたのコラボなんてここ青森以外にはないし、通り過ぎてゆく山車の鮮やかさと囃子の音が、まるで祭りの終わりと過ぎゆく夏を惜しむように心の中を揺さぶってくるからだ。これを見ていると、ほんとうに「夏が終わるのだなあ」としんみりした気持ちになってくるけど、それが何とも心地よい。

のぼりをたくさん立てた、日立のねぶたが往く。さすが3年連続で囃子賞をとっただけあって、何度か目の前を横切るごとに囃子が変化してゆく凝りようだ。遠くからでも、太鼓の音がズシンズシンと鼓膜に響いてくる。

ちなみに、この海上運行の撮影は難しい。何しろねぶたを載せた台船はタグボートに曳かれて動いているのだから。普通の花火を撮る要領で何秒もシャッターを開けると、花火の光跡が綺麗でも肝心の山車までが光跡になってしまい、何が写っているのか分からなくなってしまう。かといって山車に露出を合わせると花火が暗く、光跡もしょぼいものになってしまう。画像を合成したり、レタッチしたりすれば簡単なのだけど、それはやりたくないし・・・というわけで、派手そうな花火をひたすら狙い、運良く(?)モノにできたのがこれ。

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見事、ねぶた大賞をとった青森山田学園が、悠々と目の前を通り過ぎてゆく。

今年はどこの山車を見ても「おおっ!」と言わせるものが多く、「なんか寂しいな」と感じるような出来映えの山車がなかったように思う。そういう意味では、最近で一番面白かったな。

また来年!
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