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海道を旅するならどの季節がいいのだろう?


私が聞かれたら6月~7月だと答える。新緑がまぶしく、花々が咲き乱れ、かつ観光客も少なくて快適だ。いろいろな意味で、本州とは違う北海道を手軽に満喫できる季節だろう。

だがもちろん、それ以外の時期でも魅力にあふれていると思う。

特に真冬だ。氷点下20℃や30℃なんて本州で体験できる場所は少ないだろうし、真っ白の景色だって捨て難い。運が良ければダイヤモンドダストやサンピラーなどの現象や、流氷も見られるのだから。
そして、クロカンスキーやスノーシューで野山を歩き、ワカサギ釣りをして、雪見の露天風呂にでも浸かれば、冬の北海道の虜になること間違いない。


しかしながら、北海道の冬の旅では、あることが旅行者を待ち構えている。



先日札幌に行った帰り。
時間があったので、ちょっと寄り道することにした。

そう言うたらなんべんも北海道来とんのに小樽の「ニシン御殿」って行ったことあれへんなあ。
どうせ帰り道やし、いっぺん行ってみるか。

小樽の海沿いの道路を走るけど、車の通りがえらく少ない。まあ冬やから当然として、何かいやな予感がする。ひょっとして・・・


そして私の前に立ちはだかったのは

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「ニシン御殿は冬期休館中です」という無情極まる看板と、窓に板が打ち付けられて無残な姿となった御殿だったのだ。


そう。冬の北海道に於いて旅行者の敵と言えるものが、
「冬期休館」「冬期閉鎖」「冬期通行止」∑( ̄皿 ̄;
だ。


前述の通り、氷点下20℃程度にもなる冬の気候は厳しい。雪だってかなり積もる。
なんぼええ季節やとはいえ、けっして万人向けではない。
この時期に北海道に来ようとする観光客は、何度も夏の北海道に来て飽き足らなくなった人か、怖い物見たさで極低温を体験したいという人か、あるいはオフシーズンツアーの安さに惹かれた北海道初心者の人たちといったところだろう。
よって、観光客の絶対数は少ない。

そうなれば、施設を開けておくだけで暖房代は半端でなくかかるわ、除雪にも手間と費用がかかるわ、その割に観光客は少ないから儲からんわで、そりゃ冬の間は閉めておきたくもなるだろう。
道路だって、夏は放っておいても問題ないけど、冬になると得てして交通量の少ない山間の道路ほど雪が積もって除雪にえらい金がかかるようになる。

何年か前に真冬の夕張に行った時、どうせ開いてないだろうと思って「石炭の歴史館」をガラス越しに覗いたら受付のおネエちゃんと目が合ってびっくりしたことがあった。「良かった~。開いとった」と、他に誰も観光客がいない中を貸し切り状態で見学したのだけれど、その後そういう言わばムダな運営をしてた夕張がどうなってしまったかは皆さん御存知の通り。

スキーやワカサギ釣りなど冬ならではのものを除き、「夏に1年分稼いで、冬は閉める」のが北海道の観光産業の合理的なやり方なのだ。
ほかにも大沼のカヌーツアーのように、湖が結氷して物理的に不可能になる場合だってある。

だから冬の北海道に来て、事前の情報収集をあまりせずに夏の感覚で観光しようとすると、現地に着いてヒサンな目に遭うことになる。



さて、まあニシン御殿は逃げやせん。また夏にでも来れるだろう。
なら、すぐ横にある小樽水族館に行くか。

15年ぶりだ。余談ながら当時のカノジョとの初デートがココで、珍しい「ペンギンショー」があったのだった。アシカショーのようにMCさんが「ペンギンのジャーンプ!」と叫ぶと、飼育員さんがジャンプ台に上がったペンギンのお尻を押して落としていて、「そらジャンプと違うて突き落としやがな-!」とツッコミを入れそうになったのを憶えている。

そして覗いてみると、

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ここも冬期休館かい!!
アシカらしき声は聞こえるし、飼育員さんが歩き回っているのも見えるけど、やはり接客経費はペイできんと言うことか・・・。


よっしゃ、ここもダメやったら最後の砦は小樽市博物館や。

鉄道ファン(けっしてマニアではない)の私にとって、なかなか貴重な北海道の国鉄時代の車両が展示されていて、しかも車内にも入れるここはちょっとした憧れでもあった。今まで行っていなかったのが不思議でもあるけど、丁度ええ機会だ。前の二つが開いていなかったので時間はたっぷり余っている。じっくりと見学させてもらおうではないか。

ここはちゃんと開館中だった。ホッとしながら入場券を買おうとすると「冬期入場料300円(通常400円)」と書いてあるじゃないか。

おっ!冬場は客が少ないから料金割り引いてようけ入ってもらおう言うワケか。なかなかのアイデアやないの。石炭の歴史館と違うてこっちはまあまあ見学客もおるようやから何とかなるんやな。
こら、冬場に来た甲斐があったわ。人の多い夏場よりゆっくり観れるし、最後にゃええことがあるもんや~。


しかし、料金が安い理由はしっかりとあったのだった。

_

ブルーシートでなんも観られへんやんけ!!!

雪対策で、屋外に展示されてる車両はほとんどブルーシートにくるまれているのだ。もちろん車内にも入られへんし・・・。あ~、日本唯一の現金輸送車「マニ30」の中も観たかったな~。
もちろんこれは屋外展示だけで、屋内にある展示は全部観れたのだけど、思わぬ落とし穴だった。


「開館中」だからと言って油断は禁物。やっぱし、観光のベストシーズンはあくまでも夏のようだ。

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