上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
はフロント周りの分解に着手する。


主な内容はフロントフォークのオイル交換、そしてステアリング、前輪ハブのグリスアップだ。

エンジンの定期的なオイル交換が必要なのは知っている人も多いだろう。
でも、バイクに使われているオイルはエンジンオイルだけじゃない。ブレーキも「ブレーキフルード」があるし、フロントフォークにも衝撃を吸収するための「フォークオイル」が入っている。

エンジンオイルほど神経質に交換しなくてもいいけど、それでも今回の11万km無交換はちょっと放置しすぎらしい。
マメな人は2万kmくらいで交換してるらしいけど、今までの乗り方は負荷の少ないツーリングが主だし、交換しなくともエンジンみたいに焼き付くわけじゃなし、だいいち結構メンド臭いし、というわけでこれも今まで延ばし延ばしにしてきたのだった。

ま、この際だ。一気に済ませてしまおう。

まずは、ステアリングを固定しているナットを外す。
まずはハンドルを外し、ナットにクレ5-56をたっぷり吹きかけ、スパナを噛まし、全身の力を込めて回す。

・・・びくともせん。

ハンマーでスパナの端を叩いてみる。

・・・それでも回らん。

最後の手段。スパナを鉄パイプに差し込み、力一杯回す。

_

・・・やっと回った。

同じように各部分の力一杯締まっているボルトやナットを少し緩めておく。
これは大事だ。後々フロントフォークを外してジャッキで支えているという不安定な状態になっているところに固いボルトが出てきたら、外そうと奮闘しているうちにボルトではなくジャッキの方が外れて横倒しというヒサンなことになりかねない。

_

前輪を外し、フェンダー(泥よけ)を外し、フロントフォークを抜き取る。

_

更にブーツ(黄色い蛇腹)を外し、動作部分の傷や錆がないかチェックする。
そしていよいよオイルの抜き取りだ。フォークの蓋を外し、オイル受けの袋に向けてひっくり返して伸び縮みさせる。

ありゃ?出てくるオイルは綺麗な黄色じゃないか。な~んや。全然汚れてへんやないか。
と思った次の瞬間、

_

どす黒いのが噴き出してきた。

ギャー!
まるでチェーンの汚れみたいに真っ黒じゃないか!こら、やっぱし換えて良かったわ。

_

新しいフォークオイルを入れるのだけれど、あの汚れでは洗浄しといた方がいいな。
オイルを少量入れてはフォークを伸び縮みさせ、排出する。

5回位やって、やっと綺麗になってきた。

ちなみに、エンジンオイルやブレーキフルードは特殊な奴でない限りホームセンターやカーショップで手に入るけど、フロントフォークは車には存在しないだけあってフォークオイルはどこにも置いていない。
結局、家から割と近いレッドバロンで分けて貰いましたとさ。

_

そしてフォークオイル交換の最難関行程、油面調整だ。

これは538ccという誠に中途半端でビミョーな量のフォークオイルを流し込み、その後で流し込んだフォークオイルの油面が、フォーク上端から135mmの深さの所に来るように抜いたり補給したりして微調整してやるのだ。

んなもん、どないな方法でやれっちゅうねん!?

オイルレベルゲージという専用工具を使えば簡単だそうです。

これ1回のために買えっちゅうんかい!?


先人たちのウェブページを見てみると、ゲージなんぞ針金を曲げて自作できるし、微調整はスポイトで一滴ずつオイルを流し込んでやればいいだけのことらしい。それを真似させて貰おう。


コンクリートブロックやレンガなどでフォークを垂直に固定。水準器も使って完璧に。

それからオイルを規定量流し込み、フォークの中に差し込んだゲージ代わりの針金の先が油面に触れていれば触れなくなるまでオイルを少しずつ抜き、再び油面に触れるまで一滴ずつ垂らしてゆく。

非常に神経を使う作業だったけど、30分ほどで両方とも終わり、蓋をして組み付け準備は整った。


ただ、組み付け前に二つほど、やらねばならない作業がある。

_

まず、ステアリングのグリスアップだ。

ステアリング。要するにハンドルやフロントフォークの付け根にあたるのが上の部品だ。その回転部分のベアリングにもグリスが塗られているけど、10年も経てば汚れて劣化してくるので塗り直しをする。

古いグリスを灯油で洗い流し、ベアリングそのものに傷が入っていないことを確認して新しいグリスをたっぷり塗り込む。

_

同じように前輪のハブ(回転する芯の部分)のベアリングもグリスアップする。

普段はゴム製のパッキンで封をされてるのでこれを外し、上のようにベアリングを露出させる。そして古いグリスを洗い流して新しいグリスを塗り込み、元のようにパッキンで封をする。

ところで計算してみた。
この前輪は、1回転すると約2.2m進む。すると1km進むのに454.5回転。11万km走ったということは、今までに何と5000万回転もしてきたのではないか!その負荷を一手に引き受けてきたのがこのベアリングなのだ(後輪ベアリングは1回交換してるので)。

思わずこの物言わぬベアリングに向かって「お疲れ様でございます」と最敬礼したい気になった。


これでフロント周りのメンテナンスは完了だ。外した部品が多いし電気配線のコードも入り組んでるので組み立ては面倒なことこの上ないけど、バイクの顔だし、そんなに汚れる部分ではないので気は楽だ。


さて、次は今回の大手術のクライマックス、エンジンの分解へつづく!
Secret

TrackBackURL
→http://tabitabigomen.blog48.fc2.com/tb.php/250-281c8e2e
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。