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スラム街の子供たち
スラム街で出会った子供たち。

ェムリアプ(シェムリアップ)からバスに揺られること6時間。着いたプノンペンの町は、カンボジアの首都だけあって確かに都会だった。


しかし、隣国タイのバンコクに比べると明らかに違う。
高層ビルも全く建っていないし、地下鉄や高架鉄道はもちろん、網の目のように通っていた市内バスすら走っていない。
メインストリートは舗装されているが、一歩裏路地にはいると未舗装でボコボコだ。ゴミもたくさん落ちていて所々に悪臭も漂い、お世辞にも綺麗な町並みとは言えないだろう。


ところが、そんな発展具合にもかかわらず、プノンペンの人々はバンコクより遙かに元気で活気に溢れている。特に子供たちだ。


夜、屋台に立ち寄ってみた。汁物などが入った鍋が並べられていて、そこから自分で選んでお椀に盛ってもらうという、カンボジアや東南アジアにはよくあるシステムだ。

そこでは、たまたま小学生くらいの少年が一人で店番をしていた。
日本なら、子供が一人で店を見ていることなど有り得ないし、いたとしてもまともな対応はできないで「あ、あのー、ちょっとお母さんが帰ってくるまで待ってください」と言うくらいが関の山だろう。

ところが、だ。そういう子供どころかバイトの高校生や、いっぱしの大人にもこの少年の爪の垢を煎じて飲ませてやりたい(う~ん、古い表現だ・・・)と思うほどしっかりしていて、しかも気が利く。

一人で配膳をするのはもちろん、私がバッグを地面に置こうとすると、すかさず椅子を出してくれる。食べ終わったら、すぐさま爪楊枝を持ってきてくれる。そして常に客の様子を見ていて、客が何か言う前に行動に出ているじゃないか。

これは、いっぱしの大人でもなかなか出来るもんじゃございませんぜ。接客業の鑑だ。今からホテルマンあたりにスカウトしたら更に成長するんじゃないだろうか。

さすがに英語はほとんど分からないらしいが、「Two thousand」と、値段くらいは何とか言える。
しかも、親の手伝いをさせられているというのに面倒臭そうな顔など全く見せず、笑顔すら見せて働いているのだ。

これは、チップぐらい渡してあげたいところ。お釣りのうち500リエル(13円くらいだが)をあげると、何とも照れくさそうに笑った。


次の日、同宿のHさんに連れられて、町はずれにあるスラム街に行った。そこの知り合いの家に、空き缶やお土産を届けに行くのだという。

途中、昨日の屋台に行くと、昼飯時だけあって一家総出で店を回している。もちろん例の少年も兄弟に混じって動き回っていた。
ちなみに、ここのメシはかなり旨い。特にご飯は、米がいいのか炊き方が絶妙なのか(カンボジア米は、安い上に品質も良く、日本米にも近いと聞く)今のところ、この旅で一番である。しかも一皿500リエルで、儲けはあるのかと思ってしまう。

またチップをあげると、今度は親父さんに嬉しそうに見せていた。何とまあ、自分の小遣いにしてもいいものを、ちゃんと家に納めるのだ。アンタはエラい!


歩くこと1時間、ゴミ処理場の近くに、そのスラム街はあった。

普通なら我々観光客は絶対近づかないし、近づけないところだが、Hさんはもう長いことタイ・カンボジア間を往復する旅を続けていて、プノンペン中心街でゴミ収集をしていたそこの子供から知り合いになったという。

確かに掘っ立て小屋ばかりだが、よく見ると電気やテレビもあるし、自転車やバイクも走っている。スラムという言葉から想像するような貧しい暮らしではない。子供はさすがに泥だらけで真っ黒だが、大人はみんな小綺麗な格好をしている。

その中の一軒にお邪魔して、お茶までご馳走になってしまった。

6人の子供たち(一番上の子は18歳とのこと。下の子はまだ1歳)は、最初は突然やってきた外国人にビビっていた様子だったが、すぐ慣れてきたようだ。下の子にアメをあげたりして遊んでいるうちに、近所の子供たちも集まってきた。アメをあげるとみんな、手を合わせてお礼もする。

みんな決して楽な生活ではないし、働ける子はゴミ収集(空き缶やペットボトルなど。日本と似たような値段で売れるので、物価の安いこの国では結構いい収入になる)に出掛けたりしているというのに、みんないつも笑って眼がキラキラしている。先進国の都会の子供のような澱んだ眼差しは、誰もしていない。タイや韓国でも、こんな子供たちにはあまり出会わなかった気がする。

ここまで連れてきてくれたHさんに感謝だ。ええもん見さしてもらいました。


豊かなのは悪いことではないが、豊かすぎるのもどうなのだろう?子供たちの眼の輝きは、生活の豊かさと反比例しているように思えてならない。

しっかりした少年
これがそのしっかりした少年。表情ももはや子供ではないほど凛々しい。
ゴミ処理場が遊び場
ゴミ処理場の近くに住んでいるらしい仲良し4人組。私が左手に巻いていた数珠を欲しがっていた。

お邪魔します
バラックだが、照明もちゃんとある。隣の親子が遊びに来ていた。

仲良し姉妹
この家の次女と三女とのこと。
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