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ランクフルトは雨だった。


異国に着いた翌朝にいきなり雨とは、やはり雨男の面目躍如といったところだろう。ついてへんな・・・。


夕べは居酒屋から歩いて帰ったのだけれど、市内の中央を流れるマイン川の河川敷が気持ち良かった。だから、今日はもっぺん河川敷を散歩して、それから史跡群を見て回ろうと思っていたのだった。

でもこの雨では、散歩どころではない。どうするべ・・・?

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朝7時半。ホテルから見下ろすと、向かいにあるスーパーマーケットの外にある立ち食いテーブルでは、出勤途中の人たちがサンドイッチ(こっちではフランスパンに挟んである)とコーヒーなどで朝食をとっている。
このスーパーマーケットには沢山の種類のサンドイッチやパンを置いているコーナーがあって、同じく熱々の飲み物と一緒に外のテーブルで食べられるのだ。

これぞカフェ文化だな。町の至る所にカフェがあり、スーパーやコンビニみたいな店でも外にこういったテーブルが必ずと言っていいほどあって、買った物を気軽にその場で食べられるのだ。


とりあえず雨の弱くなったあたりを見計らって外に出て、河川敷を歩く。

でも雨は強くなったり弱くなったりで、なかなかやみそうにない。
そうしているうちに腹も減ってきたことだし、カフェに入って朝食でもとるか。

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さすがにオープンカフェは椅子や机を全部畳んでしまっているので、広場に面した建物の中にあるカフェに入ることにする。
観光地にあるせいか、メニューはドイツ語・英語併記だ。これは助かる。なんぼ地球の歩き方や指さし会話帳を持っていても、全メニューを網羅しているわけではないので内容の想像が出来ないのだから。


そして、すぐに店員のおっちゃんがやってきて、英語で応対してくれる。

でも、その英語が何かおかしい。ひどく訛っているのだ。まぁここはドイツなのだから地元の人の喋る英語は訛っていても当然なのだけど、それにしても聞き取りづらい。唾を飛ばすようなドイツ語の調子とは全然違うし、このおっちゃんどこの人なんやろう?

そのうち、どうやらフランス語訛りなのだと気付いた。あの、舌を引きずるような独特の調子じゃないか。道理で聞き取りづらい筈だ。まだドイツ語訛りの方が数段聞き取りやすい。


そして、食パンのサンドイッチとカプチーノという、典型的なカフェ朝食をとる。


勘定を頼むと、また例のおっちゃんがやってきた。
そして払い終わってかけられた言葉は「ダンケ」でも「サンキュー」でも「アリガトウ」でもなく、何と「メルスィ」ときたじゃないか。やっぱりフランス人なのだ。

ここはドイツやのにフランス語で挨拶するか。なんぼ大阪人でも東京で接客して「おおきに」とは言わんぞ。これやからフランス人は自己主張強い言われんねん・・・。

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レーマー広場を中心に史跡が点在するここは、フランクフルト随一、というか唯一の観光地だ。

まずは「旧市庁舎レーマー」に入ろうとするけど、何やら入り口が騒々しい。よく見るとホールにはテーブルと椅子が並べられ、それぞれの区画には仕切りもあって、人々がそこにポスターを貼ったり机の上を整理していたりする。何かのイベントの準備をしているようだ。

ガイドブックには「中庭から入る」と書かれていたので行ってみると、そこも荷物の搬入やらで人が行き交っている。その中のおっちゃんに聞いてみると「今日はイベント(内容はよく聞き取れなかった)があるから休館だ」そうだ。

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え~、雨の中折角来たのに。泣きっ面に蜂とはこのことだ。
確かにガイドブックにも「特別行事の時は閉館」と書かれてあったけど、バッチリとそのタイミングで来てしまうとは。

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ガイドブックには必ず出てくるレーマー広場の建物。

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よし、気を取り直して大聖堂に行ってみよう。

ヨーロッパのある程度の街になると、どこにでも一際高く教会や大聖堂がそびえているようだ。日本では町ごとに五重の塔なんぞはないし、古くから生活に根付いてきたキリスト教を象徴しているのかもしれない。


しかしながらこの大聖堂、1415年に作り始めて完成したのが1877年。何と462年もかかったというじゃないか。

462年もかけてこしらえたんか!?カンボジアのアンコール・ワットなんぞ、あんな壮大な規模やのに平べったい構造にしたからか40年もかからんと完成してるねんぞ。そこまでしてこんな高い建てもん作らんでもええのに。

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ここも中に入ると「清掃のため休館」ときやがった。ついてへん!

その後もパウルス教会、カタリーナ教会と休館ばっかし。こないなると、さしずめ「泣きっ面にスズメバチの集団」やな。

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雨はやんだけど、もうフランクフルトはええ。今日はとことんツイてへんな。

嫁はんによると、以前行った「マインツ」という町の教会が良かったという。ほな、そこ行こ。
トラムに乗ってフランクフルト中央駅に帰ろうやないの。


ここフランクフルトもトラムが縦横無尽に走っていて、地元の足として親しまれている。

ホームの自動販売機で切符を買おうとすると、また空港駅にあったのと同じ例の自販機だ。さて、中央駅へはなんぼのを買うたらええんや・・・?
どうやら一番安い「近距離用1回券・乗換不可」でいいようだけど、料金は2.3ユーロと近距離を乗るには随分高い。環境問題には熱心な国らしいから「近距離はズボラせんと歩け」ということなのかもしれない。

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ここやヨーロッパのトラムが日本のチンチン電車と違うのは、狭い道でも自動車とごっちゃになって走っているということだ。

日本のほとんどの路面電車では、決まって広い道路の真ん中を線路が通っていてその両端が車用の道路となっている。同じ道路上を走っていても車と電車は隔離されているのだ。車は右折とかの場合でないと線路上には入れない。それに昔はあったけど、今では基本的に狭い2車線の道路には路面電車は通ってない。

しかし、こちらではこんな狭い道路でもお構いなしだ。車とトラムは連なって走っていて、トラムが停留所で停まれば後ろを走っている車も一緒に停まる。交差点で左折待ち(こっちは右側通行なので)の車があればトラムも一緒に停まるし、渋滞になったらトラムはつきあう。大らかなもんだ。
さすがに広い道路では日本のように隔離されているけど、狭い道路でもトラムは我が物顔で走っている。

日本じゃただでさえ路面電車は「渋滞の原因」とか「遅れが慢性化する」とかで嫌われ者になって、道の狭い所を中心にどんどん廃線になってるけど、これも活用方法や考え方次第じゃないのか。
富山みたいに復活させた所もあるし。

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フランクフルト駅から「RE(日本で言えば快速列車)」で40分。
マインツ駅は堂々とした佇まいだけど、別にヨーロッパではありふれたものらしい。日本も片っ端から無機質な駅ビルなんぞにせんと、古い駅舎も有効活用したら良かろうに。

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ここはマインツの「サンクト・シュテファン教会」。

中に入ると、一面の「青色」にハッとする。
なんじゃ!?照明が青いんか?

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青色の仕掛けは、このステンドグラス。
フランスのノートルダム大聖堂と並んで、画家のマルク・シャガールが手掛けたステンドグラスとして有名だ。

さすがだと思う。どの教会も東洋人の私にすりゃ中身は似たようなものに見えてしまうけど、これがあることによって完全にこの青い色が頭に焼き付いてしまった。

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青い教会に満足して大聖堂への道を歩いていると、3両編成の汽車がやってきた。

しかしながら、こんなんが走っていると言うことは、ここはかなりの観光地なんだろう。いろんなガイドブックにもほんの僅かしか紹介されていないマインツだけど、実はヨーロッパ中に有名な所なのかもしれない。

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大聖堂の近くまで来ると、よくある観光商店街になっていた。でもその中でひときわ気に入ったのがこれ。
こんなユーモラスな置物は日本じゃなかなかお目にかかれない。買って帰りたかったけど、いかんせんデカい・・・。

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広場をちょこちょこと走り回っていた清掃車。1人乗りでなかなか小回りが利いて面白そう。

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マインツの大聖堂は、ドイツの中でも3本の指に入るらしいけど、どにかくデカい、広い。でもシュテファン教会の印象が強かったせいか、目はステンドグラスに行ってしまう。

ここのはやや現代的な絵柄で、横のキリスト像との対比が面白かった。

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天気が良くなってきたので、オープンカフェで休憩。
濃厚なトマトスープが何とも美味。そして、昼間っから飲むドイツビールもたまりまへ~ん!

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さすがは3本の指に入る大聖堂。周りの建物を見下ろすかのように建っている。

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マインツもトラムがあちこちを走っていて、どこへ行くにもこれで事足りるようだ。
しかしここなんざフランクフルトよりも遙かに道が狭い上に、かなりの本数のバスも走っている。バス、トラム、そして車が行き交って、しかもバスとトラムで共有している停留所もあるので、トラムが乗降して次にバスが乗降してというふうにかなり待たされる時もある。

でもドライバーはクラクション鳴らすわけでも追い抜くわけでもなく悠々と待つ。走り出したら結構飛ばす車も多いけど、う~ん、この余裕は国民性の違いですかなぁ・・・。

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夕方のマインツ駅。郊外の主要駅といった趣だな。ここからREに乗ってもSバーンに乗っても40分くらいでフランクフルト中央駅だ。

帰りはSバーンに乗った。初めはガラガラだったけど、途中からかなり乗ってきてほぼ満員に。
その中で、リンゴを丸かじりしているおネエちゃんを見かけた。もちろん自転車をそのまま乗せている人もいるし、日本では見られない近郊電車のひとコマだった。


さて、今日は夕方カフェに行ったせいでお腹もすかないし、ホテル前のスーパーでサンドイッチとサラダ買うて部屋で食べるか。たまには軽く済ませるのもいい。まだまだ旅の先は長いのだ。


さて、次はプラハへICEと国際列車での移動篇につづく!
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