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ラオス側国境で発車を待つバス
ラオス側国境・クロンで発車を待つオンボロバス。ちなみに左端のお姉ちゃんは、かわいい顔してガメツい両替屋。しつこく「途中でキープ(ラオス通貨)必要になるよ」と、レートの8割以下で両替させようとしやがる。


日は、ここベトナムのフエから、ラオスのサワンナケート(サバナケット)へのバス旅でだ。


国境越えも要は「慣れ」だろう。日本への出帰国を加えればもう6回目だ。出入国カードの書き方などは国ごとに流儀があるものの、もう書くことのパターンも分かってきた。陸路での3時間待ちもあったし、もうどんと構えていられる。

あとの不安は、目的地まで順調に進むか否かということだ。言葉の通じない一般路線バスを乗り継ぐのはリスクが多いので、いつも旅行会社が運行するツーリスト専用バスを使うのだが、これが期待通りにいかない。
私が経験した2回のパンクなどまだいい方で、エアコンも椅子も壊れたバスで炎天下のダート道の移動とか、突然目的地の手前で運行打ち切り、待っていたバイクタクシーに高額で乗り継がされたとか、時々ろくでもない話を耳にするのだ。


さて、今回は「全行程ツーリスト専用バスで、国境での乗り換えはなく一本で行ける」と申し込んだ旅行会社にちゃんと確認しておいたのだ。にもかかわらず、朝6時過ぎに迎えに来たのはちょっと古めのワゴン車だった。話が違うやないかコラァ!今回も何となくいやな予感がしてきたで・・・。

どうやらその日国境を越えるのは、私を含めワゴンに乗っている7人だけらしいのだ。う~ん、確かにこの人数でバスを出せと言うのは酷かもしれん。別に椅子やエアコンが壊れてはいないので、まあ良しとするか。

ワゴンはやはり豪快に追い抜きながら、途中のドンハを通過し、国境のラオバオへの坂道に入る。

このあたりの風景も、日本とよく似ている。平地には水田が広がり、山岳地に入るとそれが小規模な棚田になる。そしてぽつりぽつりと農家らしき家。時々集落がある。

そのうち山も険しくなり、道も細くなって峠越えのような様相になる。舗装路なのが幸いだ。しかしながらこんな道でもどんどん追い抜きを掛けながらぶっ飛ばすベトナムの運転は、はっきり言って恐怖である。いつか事故起こすぞ・・・。

9時半に、山間の国境に到着した。所要3時間とは、思ったより速いな。これならイミグレが混む前に通過できそうだ。

出国手続きもすぐに完了。そして歩いて国境を越える。ラオスのイミグレでも入国手続きとビザの取得はあっという間に済んだ。なんだか拍子抜けである。こっちの国境越えは物資輸送の車が多いせいでえらく時間がかかるらしいのだが、今日は車も全然いない。こりゃ結構早くサワンナケート入りできるかもしれんな。

今回はそれほどイミグレの建物の違いにもびっくりせず、両替屋のお姉ちゃんとブタがたむろしてるだけの静かな国境だった。


これは順調だと思いきや、だ、。ラオス側で待っていたのはツーリストバスでもワゴン車でもなく、どう見ても普通の路線バスにしか見えない古めかしいエアコン無しバスであった。

またも話が違うやないか!!あの旅行会社のおやじを連れてきて締め上げたいところだが、恐らくそこは取次店に過ぎないのだろう。バスを出している会社があって、いくつかの旅行会社がその予約を取り次いでいる。それなら「全行程ツーリストバスで、国境での乗り換えはなしか?」という質問にも「Yes」でしか答えようがないだろう。せっかくあちこちの旅行会社をまわって確認したのに、意味がないではないか・・・

我々の背負っているでかいザックは、屋根の上に他の荷物と一緒に積まれてしまう。大丈夫かいな?もし落っこちたら、二度と手元には戻るまい。
車内はまだがら空きだった。これは不幸中の幸いだ。陽が当たらなくて乗り心地の良い席を取れたのだから。


2時間近く待たされ、やっと出発だ。


こんな古めかしいバスだが、これでもツーリストバスであってほしい・・・と抱いていた僅かな希望は掻き消された。

このバスは紛れもなく普通の路線バスだった。我々7人の他は、全て地元の人たちなのだ。車内は何を言っているのか分からないラオ語の会話が飛び交い、何とも騒々しい。

おまけにしばらくすると運転手が、ラオスかタイの歌謡曲らしい音楽を大音量で流し始めるではないか。おいおい、ただでさえやかましいのに、まさか眠気覚ましか!?乗客もそれをうるさがる風でもなく、さらに上回るようなボリュームで喋っている。やめてくれ~!と言いたいところだが、そのラオ語も分からない・・・。

満員だが、途中でまだまだ人は乗ってくる。通路には補助席代わりのプラスチック椅子が置かれ、運転席の脇にも人が座っている状態だ。まともな席に座れたから良かったものの、もしこんな所に座らされていたら「金返さんかコラ~!!」と暴れ出していたかもしれない。ただローカルバスではこんな満員状態も珍しくはなく、たまに補助席代わりにハンモックを吊すこともあるそうだ。


こんな調子で、私も初めのうちはうんざりしていたのだが、そのうちこの雑然とした雰囲気が楽しくもなってきた。これも先日乗った列車と同じで、ツーリスト専用バスでは味わえないのだから。

途中の集落で停車して屋根上の荷物を降ろしたり、そのたびにジュースを持った物売りの子供たちが乗り込んできたりもする。走っている最中に後ろの方から「×△○~!」と声がして急停車。乗り過ごした人が走ってきたり、なかなかローカルな風景が繰り返されている。
車窓には、またベトナムとも違うジャングルが広がり、時々簡素な木造の家がある。カンボジアに近いかもしれない。

バスは綺麗に舗装された道を快走する。話に聞いていた未舗装悪路は1年くらい前までの話で、今の道は山岳路ながらベトナムの国道みたいに立派である。未舗装路も面白かったかもしれないが、やはり舗装路の旅は断然楽だ。

サワンナケートには17時に着いた。所要4時間半。以前は6~7時間かかっていたらしいから、舗装路の偉力だろう。


とりあえず「もう旅行会社の言うことは信用せんぞ!」と思ったバス旅であった。

フエのゲストハウス内部
フエの「VangCanhHotel」インサイドシャワートイレ付き、ツインで7ドル。寒いのに、シャワーの温度がすぐ下がるのは難点。しかし部屋は広い。

フエのVangCanhHotel
「VangCanhHotel」外観。出発する時間になると、物売りがやってくる。

通勤ラッシュ?の国道を走る
通勤ラッシュ?の国道を走る。ここもバイクだらけ。

山も深くなる
ドンハから山道に入る。日本の峠道のよう。

ベトナム国境に到着
ベトナム国境・ラオバオに到着。こんなワンボックス車に乗らされた。

ラオバオのベトナムイミグレ
ラオバオのベトナムイミグレ。フエは寒かったのに、ここは暑い。標高は高いのだが。

クロンのラオスイミグレ
ラオス側国境・クロンのイミグレ。真新しい建物。

満員のラオス路線バス
満員のラオス路線バス。

水牛の横断
水牛の横断待ち。ここも牛馬優先だ。

停まる度に大勢の物売りが
停まる度に大勢の物売りが取り囲む。

サワンナケートに到着
サワンナケートに到着。いい感じの田舎町だ。
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