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ボートの船頭さんと娘さん
イルカ観覧のボートが着くと、船頭さんの娘さんが待ち構えていた。


まり脳味噌が溶けそうな生活ばかり送っていてはヤバいので、少しアクティブに、日帰りツアーなぞ参加してみることにした。

淡水に棲んでいるという珍しいイルカと、メコン川にある滝を見に行くというツアーだ。


メコン川はこの近辺、ラオス南部からカンボジア国境あたりまで川幅が広くなり、最大14kmにもなるという。そこにデッド島やコン島など大小様々な島が約4000個も浮かんでいるというのだから、スケールはケタ外れだ。しかもそこにイルカがおり、かなり規模の大きな滝が点在しているという。

下流にあるメコンデルタは有名だし高校の地理の時間にも習ったのだが、こんな区間もあったとはメコン川恐るべし。これも地理の時間に教えてはどうだろう。広すぎてよく分からんメコンデルタよりよっぽど面白いと思うのだが。


昼過ぎ、デッド島から対岸のバン・ナカサンにボートで渡り、またもや待ち受けていたソンテウに乗り込んで移動開始だ。

ちょっと詰めれば車内に全員乗れるのだが、欧米人に一団は喜んで屋根の上に登っていった。おいおい、この炎天下でも屋根上がええんか?
30分くらい走り、途中から赤土の埃を巻き上げながらダート道を少し入ると船着き場だ。ここからイルカを見るべく小型ボートに乗り換える。

その乗り場が少し変だ。途中に遮断機があって、ラオスの国旗を掲げた小屋がある。みんな別に止められずスルーしてゆくのだが、その小屋をよく見ると「Immigration」と書いてあるではないか。

ここは国境か!?そう言えばこのへんはラオス最南部で、メコンの対岸はカンボジアの筈だ。そんな国境の川に外国人を乗せた観光ボートなんぞ走らせて大丈夫なんかいな?
両国は別に仲が悪くないからいいのかもしれないが、なんと緊張感のない国境だろう。密出入国密輸出入し放題やないか・・・。対岸はボートを使うまでもなく、泳いでも渡れそうな距離なのだから。もちろん双方とも軍人の姿もない。

鉄条網が何重にも張り巡らされ、監視小屋では銃を構えた兵士が対岸の北朝鮮を睨んでいた韓国の臨津江(イムジン河)とえらい違いだ。

屋根付きボートは小島に着いた。このあたりがイルカのウオッチングポイントらしい。ご丁寧に売店があって、草葺き屋根の休憩所まである。これなら炎天下で水面を凝視せずに済みそうだ。

その売店でビールを買おうとすると、「ビア・ラオ」のほかになんと「アンコール・ビア」などカンボジア物が勢揃い。思わず買ってしまうが、330缶で8000キープと倍近くする。観光地だし、輸入しているのだから仕方ないか・・・などと思いながら店のお姉ちゃんに訊いてみると、ここはカンボジア領だという。

やはり、というかいつの間にやら我々はカンボジアに入っているのだ。しかもイミグレで手続きなどしてないから、密入国ということになる。おまけにラオス籍のボートで領土(川は「土」なのか?)侵犯だ。バレたらえらいこっちゃ!

一瞬焦るが、周りはみんな呑気に水浴びなぞしている。ということは、特別に許可をもらっているのかもしれない。ま、何かあったらガイドが何とかしてくれるだろう。
それより、どうせならこの国境にある売店が免税店だったらいいのに。ビールなど免税価格で売ってくれないものだろうか。


さて、このツアーのメインはイルカであって、密入国ではない。

しかしながら、全然見えない。時々ガイドが「あっちあっち!」と指さすのだが、水面には波が立っているだけだ。ホンマかいな?と思いつつ、今度はボートの上から探すことになった。

待つこと数分、やっとこせ遠くに、確かにイルカらしき背中が水面をすうっと動いているのが見えた。聞いていたピンク色ではなく灰色にしか見えないが、2~3頭はいる。やった!ホンマにイルカや!すると今まで見えなかったのが嘘みたいに、あっちでもこっちでも背中が水面に浮かびはじめたじゃないか。

近くまで行って、海のイルカよろしく一緒に泳ぎたいところだが、こちらのイルカはそれほど好奇心旺盛ではないらしく、寄ってくる様子もない。数も激減していて、このへんでは20頭ぐらいしか見ないとガイドが言う。それなら背中を見られただけでもラッキーだ。あまり刺激しないように遠くから眺めるのがいいかもしれない。


乗り場に戻ると、ガイドが対岸を指さした。またイルカか?と思いきや、その先には物置のような小屋が。あれがカンボジアのイミグレだという。その貧相さにちょっとびっくりしたが、やはりここはちゃんとした国境の体をなしている。今度はここを越えてみたいと思った。

またラオスに入国し、ソンテウで滝を見に行った。東洋のナイアガラと言われているだけあって、日本にはない、幅広で凄い水量の豪快な滝だった。

何でもかんでも「東洋の~」と呼ぶのは本家に見劣りする証拠みたいでいい気がしないが、ともあれ、5ドルのツアーで十分すぎるものを見せてもらった。満足であった。


後からガイドブックをよく読んでみるとこのツアー、川にカンボジア軍の監視船がいる時は出ないという。やっぱし公には認められてないんかい!実はかなりアングラなツアーだったのかもしれない。面白かったが。

小島に上陸
ボートは小島に着いて、我々は上陸した。ここからしばらくイルカを探すことになる。
みんな目を凝らしてイルカを探す
みんな水辺に散らばって、イルカを探している。

イルカの背中が!
見えた!遠すぎて分かりづらいが、確かにイルカだ!

快適な屋根付きボート
炎天下だが、ボートは屋根付きなので快適だ。

実は国境
ボート乗り場は、遮断機もあって確かに立派な国境だ。

この辺りのメコン川はこんな様子
滝のある辺りのメコン川には、この通り無数の島が浮かんでいる。

滝をバックに
こんな滝には滅多にお目にかかれまい。
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