上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
タイ・ラオス友好橋。対岸はラオスだ
タイ・ラオス友好橋を走る。対岸はラオスだ。


南アジアを旅していると、どの国もとりあえずは平和で、国同士の中も悪くないということを実感する。
それはまるで緊張感のない国境と、それを越える時のスムーズさにも表れている。

国民感情からするとベトナムとカンボジア間などは複雑なものがあるらしいが、我々旅行者にしてみればそんなことを目の当たりにする機会はない。一知識として仕入れておき、カンボジア人に向かって「アンタの顔はベトナム人に似ている」などと間違っても口走らないよう気をつければいい。


朝、私は国境の町・ノンカイ(ノーンカーイ)のバスターミナルにいた。再びラオスに入国するためだ。

タイとラオスの間の国境を越えるには、1カ所以外は全てメコン川を渡ることになる。そのうち、これから通るルートだけ唯一橋が架かり、その橋を渡る国際バスが運行されているのだった。

昨日、散歩のついでにバスターミナルに寄ったところ、ここからビエンチャンへと直通の国際バスが1日4本出ていることを知ったのだった。しかもたったの35バーツ。ガイドブックに載っていた、国境の橋を渡る区間だけバスで、あとはトゥクトゥクを乗り継ぐという方法では面倒臭いし、金も手間も時間もかかる。文字通り「渡りに船」じゃないか。

混んでいるかもしれないので窓口で念のため10時30分発を予約しておいたのだが、これがちょっとしたトラブルになってしまった。チケットを運転手に見せると、ある部分を指して「No!」という。「???」と思いながら指し示す所を見ると、それはチケットに記入された昨日の日付だったのだ。

チケットを受け取った時におかしいとは思ったが、やっぱりそれは発行年月日ではなく乗車年月日やったんや!そらないでぇ!昨日あれだけ窓口のおばちゃんに「Tomorrow,Ten Thirty」て言うたやないかい!
運転手を連れて窓口にねじ込み、今日もいたそのおばちゃんに抗議する。しかしおばちゃん、「No!」の一点張りでなかなか非を認めない。そもそも、どうやら英語があまり分からないらしいのだ。「International Bus」て書いてある窓口なんやから、英語分かる人を置けやな~!

5分くらい揉み合ったところ、見かねたのか運転手が「OK」を出してくれた。助かった!
そうして無事にバスは出発したのだが、私もチケットを受け取った時点でおばちゃんに確認しておけば良かった。トラブルを防ぐ為には自衛も大切だと身にしみたのであった。

バスは比較的新しく綺麗で冷房付き。大都市の市内路線バスのようだ。車内はさすがにローカルバスほど雑然とはしておらず、旅行者も地元民もみんな静かにしている。


10分ほどで、高速道路の料金所のようなタイ側イミグレに到着。

全員バスを降ろされ、出国手続窓口に並ぶ。
あれ?バスには我々の荷物のほかにも、タイヤやでかい箱などいろんな物資が積まれているのだが、それらを降ろしてチェックする様子がない。サワンナケート~ムクダハンの渡し船もそうだったが、タイ・ラオス間は、どんな物が行き来しても問題ないのだろうか?

横には自動車の通行窓口もあり、白ナンバーのタイ国籍車、黄色ナンバーのラオス国籍車が頻繁に審査を受けているが、やはり荷物を降ろされたり、車内の検査などは受けていないように見える。ホンマ気軽に行き来してるんやなあ。絶対この中には大麻なんぞを密輸している奴らがおるわ。カオサンロードなどで売られている訳も分かる気がした。

いつものように呆気なく出国審査終了。待っていたのは先ほどと同じバスだ。
ベトナム~ラオス間など、直通バスだ!と旅行会社から事前に聞かされていたにも関わらずローカルバスに乗り換えさせられて暴れ出しそうになったが、今度こそ本当に直通バスのようだ。ふう。

メコンに架かる「タイ・ラオス友好橋」に向かう。別にこの道も対面通行の有料道路みたいで、とくに国境という雰囲気ではない。

友好橋にかかると、双方の街並みの違いが見て取れる。メコン川の川岸も、驚いたことにタイ側は浜茶屋が立ち並んで一大ビーチになっていた。この綺麗とは言えない水で泳ぐ気になるかというのは別問題として、やはりタイは娯楽施設が目立つ。国が豊かになり、余暇が楽しめるようになってきたのだろう。日本からの援助を「もう要らん」と言えるのも頷ける。

タイ側と違って、今度はやや大きいドライブインのようなラオスイミグレが近づいてきた。と、その直前でいきなり道路が×印にクロスし、それまで左側を走っていたバスは右側走行に切り替わった。
そう。タイは左側通行。ラオスは右側通行なのだ。それにしても、こんな信号のない平面交差でよく正面衝突など起きないものだ・・・ちなみにこのバスは、タイよりラオスを長時間走るせいか左ハンドル・右ドアになっている。

ラオスのイミグレでも全く滞りなく審査パス。やはり荷物検査や、もしや・・・と思っていたバス乗り換えもない。
あー良かった。ホンマにトゥクトゥクと交渉する手間が省けたわ。これなら、終着直前で運行打ち切り&ぼったくりタクシーに乗り換え・・・などといったドンデン返しもあるまい。


今までの国境越えは、バスといえども今回のような直通ではなく国境乗り換え。しかも炎天下に重い荷物を担いで「バス降り場~出国イミグレ~入国イミグレ~バス乗り場」と歩いて移動しなければならなかった。
それがまた結構遠かったり、イミグレに長蛇の列ができたりしていて手続きに数時間かかったりしてメンド臭い。しかも物乞いや怪しげな両替屋、ぼったくり物売りやトゥクトゥクがたむろしていたりもして何とも疲れたのだった。

しかし今回は、何事もなく全く疲れも感じないまま30分ほどで首都らしからぬのどかさのビエンチャンに着いた。何というか、この旅5回目の国境越えは最もスムーズだったが、最も面白さに欠ける国境越えであった。


ところで、タイ側から友好橋に入る直前だったが、なんと右側から線路が合流してくるではないか。そしてそのままセンターラインに沿って線路敷は続いている。おお!ノンカイ駅の駅名標に記されていた通り、本当にラオスまで鉄道を延伸するつもりなのだ!次回はこれに乗ってラオス入りや!

しかし無情にも、線路は橋を渡りきった所でそのまんま途切れていた。その先には工事している様子もない。あーこの調子じゃ、優雅な国際列車の旅などはだいぶ先のことになりそうだ。

MutMeeGuestHouseの部屋
「MutMeeGuestHouse」は、広い敷地内に、部屋が4つくらいある宿泊棟がいくつか建ち、レストラン、ネットカフェもある。部屋も綺麗でおすすめ。ツイン、アウトサイドバスで220バーツ。
開放感あふれるレストラン
開放感あふれるレストランは涼しいし、メコン川を一望できる。メニューもそれほど高くないし、旨い。

バス車内
すったもんだの末に乗った国際バスは、地元の人たちでいっぱい。何故かあまりガイドブックに載っていないので、バックパッカーの姿はほとんどない。

まるで高速道路料金所
まるで料金所のようなタイ側イミグレが近づいてきた。

まるで切符売り場
建物が料金所なら、窓口は切符売り場のような雰囲気。

こちらラオスイミグレ
こちらはラオスイミグレ。同じく、緊張感などは全くない。トゥクトゥクやタクシーの運ちゃんがたむろしていて、ここ止まりのバスから降りた旅行者に声をかけていた。

ここも緊張感とは無縁
同じく切符売り場のような窓口。警備員さえおらんのか?

ビエンチャンに到着
ビエンチャンに到着。周りは古ぼけたバスばかりだったが、この国際バスはさすがに新しく綺麗だ。
Secret

TrackBackURL
→http://tabitabigomen.blog48.fc2.com/tb.php/62-b94194f7
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。